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Lightningレコードページの割り当てを理解する:組織・アプリケーション・レコードタイプ・プロファイル

結論:まずこれだけ覚える

  • Lightningレコードページは、Lightningアプリケーションビルダーで作る「レコードの詳細画面のレイアウト」です。ページレイアウトとは別物です。
  • 作っただけでは誰にも表示されません。[有効化]して割り当てることで初めて表示されます。
  • 有効化では、組織のデフォルト / アプリケーションのデフォルト / アプリケーション・レコードタイプ・プロファイルの組み合わせに加え、**フォーム要素(デスクトップ/電話)**を指定できます。
  • 「セールスコンソールとサービスコンソールで別の画面を見せたい」のように、アプリケーションごとに画面を変えたいときは、アプリケーションのデフォルトとして割り当てます。

そもそもLightningレコードページとは

Lightning Experienceのレコード詳細画面は、複数のコンポーネント(詳細、関連リスト、パス、Chatter、カスタムコンポーネントなど)を並べて作られています。この並べ方を定義したものがLightningレコードページです。 作成場所は[設定]→[Lightningアプリケーションビルダー]です。

ページレイアウトとの違い

初学者が最も混乱するのがここです。両者は役割が違い、同時に効いています

比較軸ページレイアウトLightningレコードページ
決めるもの「詳細」の中にどの項目・ボタン・関連リストを載せるか画面全体にどのコンポーネントをどう配置するか
作る場所オブジェクトマネージャ →[ページレイアウト]Lightningアプリケーションビルダー
割り当ての単位プロファイル × レコードタイプ組織/アプリケーション/アプリケーション・レコードタイプ・プロファイル/フォーム要素
アプリケーション単位で変えられるか変えられない変えられる

この表の最後の行が決定的です。**「アプリケーションによって画面を変えたい」という要件は、ページレイアウトの割り当てだけでは実現できません。**ページレイアウトの割り当て軸はプロファイルとレコードタイプであり、アプリケーションは含まれないためです。


有効化時の割り当て方法

Lightningアプリケーションビルダーでページを保存して[有効化]すると、公式には次の4つの選択肢があります。最初の3つは利用コンテキストを指定し、4つ目は端末のフォーム要素を指定します。

1. 組織のデフォルト

そのオブジェクトの標準画面を、組織全体のデフォルトとして置き換えます。通常は、より具体的なアプリケーション割り当てがない場合に使われます。ただし、標準のセールスコンソールやサービスコンソールでは、一部のオブジェクトにシステムのアプリケーションデフォルトがあり、組織のデフォルトより優先される場合があります。

2. アプリケーションのデフォルト

特定のLightningアプリケーション(セールス、セールスコンソール、サービスコンソールなど)を開いているときだけ、そのページを表示します。アプリケーションごとに違う画面を見せたいときの正解はここです。

3. アプリケーション、レコードタイプ、プロファイル

より細かい指定です。「サービスコンソール × 取引先レコードタイプ『パートナー』 × プロファイル『サポート担当』のときだけこの画面」といった条件を作れます。

4. フォーム要素

デスクトップまたは電話など、ページを使うフォーム要素を指定します。利用コンテキストの割り当てと組み合わせて、端末別のページを提供できます。

適用関係(優先順位)

同じユーザーとレコードに複数の割り当てが該当する場合、対象をより具体的に指定したページが使われます。

  1. アプリケーション・レコードタイプ・プロファイルの個別割り当て
  2. カスタムのアプリケーションデフォルト
  3. 標準コンソールアプリの一部オブジェクトにある「アプリケーションシステムのデフォルト」
  4. 組織のデフォルト アプリ・レコードタイプ・プロファイルの組み合わせは、該当する利用者に対してアプリデフォルトより具体的な割り当てです。アプリデフォルトは、そのアプリ内で組織デフォルトより優先されます。ただし標準のLightning Sales ConsoleやLightning Service Consoleでは、一部オブジェクトにシステムアプリデフォルトがあるため、組織デフォルトだけではカスタムページが表示されない場合があります。

設定手順

  1. [設定]→ クイック検索に「Lightningアプリケーションビルダー」と入力して開く。
  2. [新規]→[レコードページ]を選び、対象オブジェクトを指定してページを作る。
  3. コンポーネントを配置して[保存]。
  4. [有効化]をクリック。
  5. アプリケーションごとに出し分けたい場合は[アプリケーションのデフォルト]タブ →[アプリケーションに割り当て]で対象アプリケーションを選ぶ。
  6. [保存]。

試験での判別ポイント

  • セールスアプリとサービスアプリで異なるページ → アプリケーションのデフォルト
  • 特定のアプリ・レコードタイプ・プロファイルだけ異なるページ → 個別割り当て
  • オブジェクト全体の基本ページ → 組織のデフォルト(ただし標準コンソールのシステムアプリデフォルトが優先する場合あり)
  • デスクトップと電話で異なるページ → フォーム要素を指定
  • 項目や関連リストの配置だけを変更 → ページレイアウトまたは動的フォーム 割り当てが意図どおりか迷ったら、オブジェクトの[Lightningレコードページ]で[ページ割り当てを表示]を開き、[表示ページ]が[アプリケーションシステムのデフォルト]になっていないか確認します。

よくある質問

Q. コンソールアプリケーションで組織のデフォルトが効きません。 Salesforce公式が「仕様」と明記しています。標準のコンソールアプリケーションには、オブジェクトごとにシステムのアプリケーションデフォルトのレコードページが用意されているオブジェクトがあり、その場合は組織のデフォルトに割り当てても表示されません。コンソールで表示させたいなら、アプリケーションのデフォルトとして明示的に割り当ててください。 Q. レコードタイプで画面を分けるのとどう違いますか。 レコードタイプは「レコードの種類」で分ける仕組みです。同じレコードを見ていても、開いているアプリケーションによって画面を変えたい場合、レコードタイプでは分けられません。要件が「アプリケーションで分ける」ならアプリケーション割り当て、「レコードの種類で分ける」ならレコードタイプ、と読み分けます。 Q. プロファイルを増やせば分けられますか。 プロファイルを条件にしたページ割り当て自体は可能ですが、同じユーザーにアプリケーションごとに異なるページを見せる要件は解決できません。ユーザーに割り当てられるプロファイルは1つで、アプリケーションを切り替えてもプロファイルは変わらないためです。アプリケーションによる出し分けには、アプリケーションのデフォルトまたはアプリケーション・レコードタイプ・プロファイルの組み合わせ割り当てを使用します。


出典(Salesforce公式)