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取引先チーム(アカウントチーム)とは:同じ顧客を複数人で担当する仕組み

結論:まずこれだけ覚える

取引先チームは、1件の取引先を複数のメンバーで担当するための仕組みです。所有者は1人のままで、そこに「役割つきの担当者」を追加し、必要なアクセス権を渡します。 そして、いつも同じ顔ぶれで動くチームにはデフォルト取引先チームを設定します。各ユーザーが自分の個人設定に固定メンバーを登録すると、取引先へまとめて追加できます。必要に応じて、自分が作成した取引先や自分へ移行された取引先へ自動追加するオプションも選択できます。


なぜ「所有者」だけでは足りないのか

Salesforceの取引先レコードには所有者が1人設定されます。ところが実際の営業は、担当営業・技術担当・アシスタントの3人で1社を見る、といった動き方をします。 このとき選択肢は3つありますが、答えは決まっています。

方法何が起きるか判定
手動共有で1件ずつ開ける取引先が増えるたびに手作業。役割も記録できない運用が破綻する
キューを所有者にするキューは「まだ担当者が決まっていない仕事の受け皿」。取引先では使えない用途が違う
取引先チーム役割つきで複数人を登録し、アクセス権も同時に付与できるこれが正解

設定の流れ

  1. [設定]→ クイック検索に「取引先チーム」と入力 → [取引先チーム]
  2. [取引先チームを有効化]を選択する
  3. [チームの役割]で、自社に合った役割名(例:取引先責任者、セールスエンジニア、アシスタント)を選択リスト値として登録する
  4. 取引先のページレイアウトに[取引先チーム]関連リストを追加する
  5. 各ユーザーが、個人設定の[詳細ユーザー情報]→[デフォルト取引先チーム]に固定メンバーを登録する 手順5がこの機能の肝です。公式の手順も「個人設定の詳細ユーザー情報でデフォルト取引先チームを開き、[追加]をクリックして、取引先および関連レコードへのアクセス権を選びながら同僚を追加する」と案内しています。 メンバーごとに、取引先と関連する商談・ケースへのアクセスレベルを設定します。実際に付与できるアクセスは、組織の共有設定、ロール、追加するユーザー自身のアクセスなどにも左右されます。チームで、すでに持っているアクセスより厳しいレベルへ下げることはできません。

取引先チームと商談チームの使い分け

名前が似ていますが、対象が違うだけです。

  • 取引先チーム:顧客単位で固定の担当チームを組む
  • 商談チーム:案件単位で、その案件に関わるメンバーを組む(売上の分配を管理したい場合は商談分割を併用) 「常に同じ顔ぶれで同じ顧客を見る」なら取引先チーム、「案件ごとにメンバーが入れ替わる」なら商談チームです。

よくある質問

Q. 取引先の所有者が変わったらチームはどうなりますか。 A. 所有者変更の画面で[取引先チームを保持]を選べば、チームメンバーはそのまま残ります。外したい場合はこのチェックを外します。ただし、グループ経由でアクセスを得ているメンバーは、保持を選んでも外れます。 Q. デフォルト取引先チームは管理者がユーザーの代わりに設定できますか。 A. はい。各ユーザーの個人設定が通常の登録場所ですが、管理者はユーザーレコードからも設定できます。データローダでデフォルト取引先チームを扱う場合は UserAccountTeamMember を使用します。個別の取引先に追加済みの実チームを表す AccountTeamMember とは別です。また、[自動的にデフォルトチームを追加]というユーザー設定はAPIで変更できないため、画面で設定します。 Q. 役割は自由に増やせますか。 A. [チームの役割]の選択リスト値として管理者が定義します。


出典(Salesforce公式)