べにおブログ

学んだことを、ゆっくり深く。

ケースが保存されたときに自動化が実行される順序を整理する

結論:まずこれだけ覚える

ケースに関係する標準ルールの公式な処理順は、検証ルール → 割り当てルール → 自動応答ルール → ワークフロールール(即時アクション)→ エスカレーションルールです。 ただし、これはSalesforceの保存処理全体を示す完全な「実行順序」ではありません。また、エスカレーションルールのアクションが保存直後に実行される、という意味でもありません。

5種類のルールを役割で区別する

順序ルール主な役割
1検証ルール条件に合わない入力をエラーにして、保存を止める
2割り当てルール新規または明示的に再適用されたケースの所有者を、ユーザーまたはキューへ割り当てる
3自動応答ルール条件に応じて、問い合わせ元へ自動返信メールを送る
4ワークフロールール(即時アクション)条件に応じて項目更新やメールアラートなどを実行する
5エスカレーションルール未解決のケースを、設定した経過時間に基づいて再割り当て・通知する

順序を読むときの注意点

エスカレーションは「保存直後に再割り当てする機能」ではない

公式の一覧ではエスカレーションルールが最後に置かれていますが、エスカレーションアクションは通常、ケースが条件を満たした状態で一定時間経過したときに実行されます。 したがって、次のように理解します。

  • 保存時には、ケースがどのエスカレーション条件に該当するかが処理される
  • 実際の再割り当てや通知は、設定したエスカレーション日時に実行される

これは保存処理全体の一部分

実際のレコード保存では、システム検証、保存前フロー、Apexトリガー、保存後フローなど、ほかの処理も関係します。この記事の順序は、Salesforce公式の「When Do Rules Execute?」に示されたルール同士の順序です。

現行設計でのワークフロールールの扱い

ワークフロールールは既存設定として引き続き実行できますが、Salesforceは2025年12月31日でワークフロールールのサポートと更新を終了しました。新しい自動化は、原則としてFlow Builderで設計します。 試験問題で従来の4ルールの順序を問われた場合は、次を覚えます。 割り当て → 自動応答 → ワークフロー → エスカレーション 検証ルールまで含めて問われた場合は、その前に検証ルールが入ります。

試験での判別ポイント

  • 「誰が担当するか」→ 割り当てルール
  • 「受付メールを返す」→ 自動応答ルール
  • 「一定時間未解決なら上位へ回す」→ エスカレーションルール
  • 「入力条件を満たさなければ保存させない」→ 検証ルール
  • 既存の順序問題にワークフローが出る場合 → 割り当て、自動応答の後、エスカレーションの前

出典(Salesforce公式)

  • When Do Rules Execute? — 検証、割り当て、自動応答、ワークフローの即時アクション、エスカレーションの順でルールが処理されることを裏付けています。
  • Salesforce Workflow Rules & Process Builder End of Support — ワークフロールールは2025年12月31日にサポートが終了し、既存ルールは引き続き実行できる一方、新しい自動化にはFlow Builderが推奨されることを裏付けています。