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自動起動フローの起動条件を整理する:レコードトリガーとスケジュールトリガー

結論:まずこれだけ覚える

📌 Salesforceは2025年12月31日をもってワークフロールールとプロセスビルダーのサポートを終了しました。通常の組織ではWinter ’23以降、新しいルールやプロセスを作成できません。新規の宣言的なレコード自動化や定期自動化には、Flow Builderを使用します。既存のルールやプロセスは引き続き実行できますが、サポートや不具合修正は提供されないため、Flowへの移行が推奨されます。


自動起動フローは「何をきっかけに動くか」で種類が分かれる

Flow Builderで作る自動起動フロー(Autolaunched Flow)は、何をトリガー(引き金)にするかで大きく使い道が変わります。

トリガーの種類何をきっかけに動くか代表的な用途
レコードトリガーフローレコードの作成・更新・削除商談が成約したらタスクを作る、外部システムに通知を送るなど
スケジュールトリガーフロー指定した日時・頻度(一度・毎日・毎週)毎週の集計、期限切れチェックなど、人の操作なしに定期実行したい処理

この2つは代替関係ではなく、用途が違う別の道具です。「この作業は何が引き金なのか(レコードの変化か、時間の経過か)」を最初に考えるのが選び方のコツです。


レコードトリガーフロー:レコードの変化で動く

OpportunityやCaseなどのレコードが作成・更新・削除されたことをトリガーにします。従来のワークフロールールやプロセスビルダーの後継にあたります。 アウトバウンドメッセージは従来、ワークフロールール、Classic承認プロセス、エンタイトルメントプロセスなどから実行するアクションでした。現在は、Flow Builderのコアアクションとして、保存後のレコードトリガーフローからも送信できます。対象レコードの情報をSOAPメッセージとして指定した外部エンドポイントへ送ります。

💡 レコードの作成・更新をきっかけにアウトバウンドメッセージを送る新規自動化は、保存後のレコードトリガーフローで構成できます。既存のProcess Builderプロセスは動作を継続できますが、新規実装にはFlow Builderを選びます。


スケジュールトリガーフロー:日時で動く

「毎週月曜の9時に実行」のように、特定の日時と頻度でバッチ実行されるフローです。Salesforce公式ヘルプは「スケジュールトリガーフローは、一度・毎日・毎週の頻度で実行できる自動起動フローである」と定義しています。 「あるオブジェクトに紐づく他オブジェクトの件数を集計して書き戻す」といった、レコードの変更に依存しない定期集計・棚卸し処理は、スケジュールトリガーフローの得意分野です。

⚠️ スケジュールトリガーフローは、現在のAPIバージョンでは組織の**Default Workflow User(デフォルトワークフローユーザー)**として実行されます。設定の[プロセスの自動化設定]で、アクティブかつ必要な権限を持つユーザーが指定されていることを確認します。古いAPIバージョン52.0以前のフローはAutomated Processユーザーとして実行されます。


簡易判別表

やりたいこと使うトリガー
商談が成約したら自動でメールを送りたいレコードトリガーフロー
ケースが作られた瞬間に外部システムへ通知(アウトバウンドメッセージ)したいレコードトリガーフロー
毎週日曜日に取引先ごとの未解決ケース数を集計したいスケジュールトリガーフロー
契約の更新日の30日前にリマインダーを送りたいレコードトリガーフロー(スケジュールパス)またはスケジュールトリガーフロー

よくある質問

Q. プロセスビルダーで作った自動化はもう動きませんか

既存のProcess Builderプロセスとワークフロールールは、サポート終了後も実行を継続できます。ただし、Salesforceによるサポートや不具合修正は提供されません。Flowへの移行は強く推奨されますが、「終了日以降は直ちに動かない」「移行しなければ実行不能」という意味ではありません。

Q. メール送信だけならワークフロールールのメールアラートも使えますか

機能自体は残っていますが、ワークフロールールもプロセスビルダーと同様に廃止対象です。新規に作る自動化はフローの送信(Send Email)アクションを使います。

Q. レコードトリガーフローは保存前・保存後を選べますが、アウトバウンドメッセージはどちら?

外部への通信なので、レコードが確実に保存された後に実行する「保存後(アクションと関連レコード)」に最適化したフローで使います。


出典(Salesforce公式)

  • Legacy Salesforce Flow Features — Winter ’23以降、通常の組織では新しいProcess Builderプロセスやワークフロールールを作成できず、新規自動化にはFlow Builderを使用することを裏付けています。
  • Salesforce Workflow Rules & Process Builder End of Support — 両機能のサポートが2025年12月31日に終了した一方、既存自動化は実行を継続できることを裏付けています。
  • Outbound Message Actions — アウトバウンドメッセージが外部エンドポイントへSOAPメッセージを送り、フロー、ワークフロールール、承認プロセス、エンタイトルメントプロセスに関連付けられることを裏付けています。
  • Send an Outbound Message from Your Record-Triggered Flow — アウトバウンドメッセージを保存後のレコードトリガーフローから送信できることを裏付けています。
  • Schedule-Triggered Flows — スケジュールトリガーフローを一度・毎日・毎週の頻度で実行できることを裏付けています。
  • Schedule-Triggered Flow Considerations — Default Workflow Userがスケジュールトリガーフローを実行することと、バッチ処理・制限の考慮事項を裏付けています。
  • スケジュールトリガーフローの実行ユーザーに関して — APIバージョン53.0以降はDefault Workflow User、52.0以前はAutomated Processユーザーとして実行されることを裏付けています。