結論:まずこれだけ覚える
コンパクトレイアウトは、Lightning Experienceのレコード上部にあるハイライトパネルや、Salesforceモバイルアプリのレコード概要などに表示する重要項目を決める設定です。 コンパクトレイアウトには最大10項目を追加できますが、Lightning Experienceのハイライトパネルで使われるのは先頭から最大7項目です。画面幅、表示しているレコードページ、ユーザーの権限によって、実際の表示数は7項目より少なくなることがあります。 また、テキストエリア、ロングテキストエリア、リッチテキストエリア、複数選択リストはコンパクトレイアウトに追加できません。
コンパクトレイアウトとは
コンパクトレイアウトは、レコードを開いたときに最初に確認したい項目をまとめるためのオブジェクト単位の設定です。取引先であれば、取引先名、電話、種別、所有者などを表示する用途が考えられます。 主な表示先は次のとおりです。
- Lightning Experienceのレコードページ上部にあるハイライトパネル
- Salesforceモバイルアプリのレコードのハイライト領域
- Salesforceモバイルアプリの展開されたルックアップカード
- GmailおよびOutlookとのSalesforceインテグレーションの一部表示
ページレイアウトとの違い
| 設定 | 主な役割 | 主な制御対象 |
|---|---|---|
| ページレイアウト | レコード詳細で表示・編集する項目、セクション、関連リスト、アクションを構成する | レコード詳細の本体部分 |
| コンパクトレイアウト | レコードの重要項目を短く表示する | ハイライトパネル、モバイルの概要表示など |
ページレイアウトに項目を追加しても、その項目が自動的にハイライトパネルへ表示されるわけではありません。ハイライトパネルの項目は、適用されているコンパクトレイアウトで判断します。
項目数と表示数
コンパクトレイアウトに追加できる項目
カスタムコンパクトレイアウトには、名前項目を含めて最大10項目を追加できます。
Lightning Experience
Lightning Experienceのハイライトパネルでは、コンパクトレイアウトの先頭から最大7項目が使われます。ただし、画面幅、レコードページの構成、ユーザーの項目参照権限などにより、表示される項目数は少なくなる場合があります。
Salesforceモバイルアプリ
モバイルアプリのレコードのハイライト領域では最大10項目が使用されます。展開されたルックアップカードでは先頭の4項目が使用されます。
追加できない項目種別
コンパクトレイアウトでは、次の項目種別をサポートしていません。
- テキストエリア
- ロングテキストエリア
- リッチテキストエリア
- 複数選択リスト これらの項目は、コンパクトレイアウトの選択可能項目に表示されません。重要な長文情報を目立たせたい場合は、Dynamic Forms、ページレイアウト、Lightningレコードページのコンポーネント構成など、別の表示方法を検討します。
割り当ての仕組み
オブジェクトごとに、カスタムコンパクトレイアウトを1つ主コンパクトレイアウトとして設定できます。これが、そのオブジェクトの既定のコンパクトレイアウトになります。 レコードタイプがあるオブジェクトでは、主コンパクトレイアウトをレコードタイプ単位で上書きできます。
- 1つのレコードタイプに割り当てられるコンパクトレイアウトは1つ
- 同じコンパクトレイアウトを複数のレコードタイプに割り当てることは可能
- プロファイル単位、ユーザー単位、アプリ単位では割り当てない
作成・設定手順
- 設定からオブジェクトマネージャを開き、対象オブジェクトを選択します。
- [コンパクトレイアウト]を開き、[新規]を選択します。
- 表示したい、コンパクトレイアウトでサポートされる項目を最大10項目まで追加し、表示順を設定します。
- [コンパクトレイアウトの割り当て]を開き、主コンパクトレイアウトを選択します。
- レコードタイプがある場合は、必要なレコードタイプに上書き用のコンパクトレイアウトを割り当てます。
- 対象レコードを開き、ハイライトパネルやモバイル表示を確認します。
よくある誤解
「ハイライトパネルには必ず7項目表示される」
誤りです。Lightning Experienceでは先頭の最大7項目が使用されますが、画面幅、レコードページ、ユーザー権限によって表示数は変わります。
「コンパクトレイアウトには7項目までしか追加できない」
誤りです。追加できるのは最大10項目です。Lightning Experienceのハイライトパネルで使われるのが先頭の最大7項目です。
「レコードタイプやアプリごとに割り当てられる」
レコードタイプ単位の上書きはできますが、アプリ単位のコンパクトレイアウト割り当てはありません。
「どの項目種別でもハイライトパネルに表示できる」
誤りです。テキストエリア、ロングテキストエリア、リッチテキストエリア、複数選択リストはコンパクトレイアウトではサポートされません。
試験での判別ポイント
- ハイライトパネルの表示項目を変える:コンパクトレイアウト
- レコード詳細の本体項目や関連リストを変える:ページレイアウト
- オブジェクトの既定表示を変える:主コンパクトレイアウト
- レコードタイプごとに表示を変える:レコードタイプの上書き割り当て
- テキストエリアをハイライトパネルに出す:コンパクトレイアウトでは実現不可
出典(Salesforce公式)
- Compact Layouts — コンパクトレイアウトの用途、Lightning Experienceで先頭の最大7項目、モバイルで最大10項目が使われることを裏付けます。
- Create Compact Layouts — カスタムコンパクトレイアウトに最大10項目を追加し、主コンパクトレイアウトとして設定する手順を裏付けます。
- Compact Layout Limitations and Considerations — 実際の表示数が画面幅や権限で変わることと、テキストエリア、ロングテキストエリア、リッチテキストエリア、複数選択リストが非対応であることを裏付けます。
- Assign Compact Layouts to Record Types — 主コンパクトレイアウトとレコードタイプ単位の上書き割り当ての仕組みを裏付けます。