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パス(Path)とは何か:ステージごとに「今やるべきこと」を画面に出す仕組み

結論:まずこれだけ覚える

パス(Path)は、レコードの進捗を横並びで表示し、各ステップで確認すべき項目と作業ガイダンスを示す機能です。 パス自体は入力順序や項目入力を強制しません。ユーザーは前のステップへ戻ることも、途中のステップを飛ばすこともできます。保存を止める必要がある場合は、検証ルールなどを併用します。

パスの3つの要素

ステップ

パスの土台にした選択リストの値が、横並びのステップとして表示されます。商談ではフェーズ、リードでは状況などを使用できます。 パスは、オブジェクト、レコードタイプ、対象の選択リスト項目を指定して作成します。

重要な項目(Key Fields)

各ステップで、ユーザーに特に確認・入力してほしい項目を表示します。1ステップにつき最大5項目です。 重要な項目は入力を促すための表示であり、パスに置いただけでは必須項目になりません。

成功のためのガイダンス(Guidance for Success)

各ステップで行う作業、確認事項、社内ルールなどを表示します。1ステップにつき最大1,000文字のガイダンスを設定できます。

パスでできること・できないこと

要件パスだけで対応できるか主に使う設定
現在の進捗を見やすくするできるパス
ステップごとに重要項目を示すできる重要な項目
ステップごとの作業手順を示すできる成功のためのガイダンス
前のステップへ戻れなくするできない検証ルールなど
途中のステップを飛ばせなくするできない検証ルールなど
特定ステップで項目を必須にするできない検証ルールなど

なぜパスだけでは順序を強制できないのか

Salesforce公式Trailheadでは、ユーザーが別のステップを直接選び、前のステップへ戻ったり、先のステップへ進んだりできると説明されています。 そのため、パスは案内と操作のためのUIであり、業務ルールを強制する仕組みではありません。 たとえば、商談フェーズを必ず1段階ずつ進めたい場合は、現在値と変更前の値を比較する検証ルールを作成します。特定フェーズへの変更時に必須項目を求めたい場合も、フェーズと対象項目を条件にした検証ルールを使用します。

設定の流れ

  1. [設定]で[パスの設定]を開き、パスを有効化する
  2. [新規パス]を選ぶ
  3. パス名、対象オブジェクト、レコードタイプ、基準にする選択リスト項目を指定する
  4. 各ステップで、重要な項目と成功のためのガイダンスを設定する
  5. 必要に応じて、特定ステップ到達時の祝福アニメーションを設定する
  6. パスを有効化する
  7. Lightningレコードページにパスコンポーネントが配置されていることを確認する

販売プロセス・レコードタイプとの違い

機能役割
販売プロセス商談で使用できるフェーズの組み合わせを定義する
レコードタイプ使用するビジネスプロセス、選択リスト値、ページレイアウトを切り替える
パス選択リストの進捗を画面に表示し、重要項目とガイダンスを示す
検証ルール条件に合わない変更をエラーにして保存を止める

試験での判別ポイント

  • 「各フェーズで何を入力・実施すべきか表示したい」→ パス
  • 「使えるフェーズをレコードの種類ごとに変えたい」→ 販売プロセスとレコードタイプ
  • 「順番を飛ばしたら保存させない」→ 検証ルール
  • 「一覧上で商談を列ごとに動かしたい」→ Kanbanビュー

出典(Salesforce公式)

  • Visualize Success with Path and Kanban — パスの重要な項目と成功のためのガイダンス、1ステップにつき最大5項目・最大1,000文字であること、ユーザーが前後のステップや先のステップへ直接移動できることを裏付けています。
  • Create or Edit Key Fields Using Sales Path — [パスの設定]で各ステップの重要な項目を作成・編集する手順を裏付けています。
  • Sample Opportunity Management Validation Rules — 商談フェーズや他項目の値を条件に、検証ルールで保存を制御できることを裏付けています。