Administrator 練習問題 Q36
Ursa Major Solar の営業チームは、アウトバウンドメッセージを自動化するよう管理者に依頼しました。管理者はどの機能を使用すべきですか?
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正答:C. レコードトリガーフロー
解説
前提知識
アウトバウンドメッセージとは
Salesforceレコードの情報を、指定した外部エンドポイントへSOAP形式で送信する自動アクションです。管理者は送信先エンドポイントと送信項目を設定し、外部側にはメッセージを受信して確認応答を返すリスナーを用意します。
現在の実装方法
アウトバウンドメッセージは、保存後に実行するレコードトリガーフローのコアアクションとして使用できます。以前からワークフロールール、承認プロセス、エンタイトルメントプロセスなどにも関連付けられますが、新規のレコード自動化にはFlow Builderを使用します。Process Builderは新しいプロセスを作成できず、ワークフロールールとProcess Builderのサポート・更新は2025年12月31日に終了しています。既存のルールやプロセスが直ちに停止するわけではありません。
💡 ここがまだモヤッとする方へ。自動起動フローのトリガーの選び方を一から整理した記事を用意しています → 自動起動フローの起動条件を整理する:レコードトリガーとスケジュールトリガー
設問の状況を分解する
- 営業チームがアウトバウンドメッセージの自動送信を求めている。
- レコードが保存された後、そのレコードの情報を外部SOAPエンドポイントへ送信する必要がある。
- 現行の新規自動化として、アウトバウンドメッセージのコアアクションを実行できる保存後レコードトリガーフローを選ぶ。
選択肢の検討
A. ケース自動応答ルール → ✕
ケース作成時に自動返信メールを送る機能で、外部システムへのメッセージ送信とは別の仕組みです。
B. タスクの割り当て → ✕
担当者にタスクを割り当てるだけの機能で、外部システムとの通信手段ではありません。
C. レコードトリガーフロー → ⭕ 正解
[アクションと関連レコード]に最適化した保存後レコードトリガーフローでは、アウトバウンドメッセージをコアアクションとして選択し、指定エンドポイントへSOAPメッセージを送信できます。トリガーレコードと同じオブジェクトのアウトバウンドメッセージを使用します。
D. プロセスビルダー → ✕
通常の組織では新しいProcess Builderプロセスを作成できません。また、既存プロセスは動作を継続し得ますが、2025年12月31日以降はサポートや不具合修正の対象外です。新規の自動化にはFlow Builderを使用します。
管理者としての対処手順
- [設定]でアウトバウンドメッセージを作成し、対象オブジェクト、外部エンドポイントURL、送信する項目を設定する。
- 外部システム側に、SalesforceからのSOAPメッセージを受信し、確認応答を返すリスナーを用意する。
- Flow Builderで対象オブジェクトのレコードトリガーフローを作成し、必要な作成・更新条件を設定する。
- フローを[アクションと関連レコード]に最適化し、保存後パスへ[アクション]要素を追加する。
- [アウトバウンドメッセージ]カテゴリから、トリガーレコードと同じオブジェクトの設定を選択し、フローを保存・有効化する。
- サンドボックス等でテストし、外部での受信と確認応答、Salesforceの[アウトバウンドメッセージ]監視画面で配信状況を確認する。
あわせて覚えておきたいポイント
- フローでアウトバウンドメッセージを実行する場合は、保存前の高速項目更新フローではなく、保存後のフローを使用します。
- アウトバウンドメッセージは外部サービスへSOAPメッセージを送る機能です。ユーザーへの自動返信メールや社内タスク割り当てとは目的が異なります。
- 既存のワークフロールールやProcess Builderが動作していても、サポート終了と「即時停止」は同じ意味ではありません。新規作成と既存資産の移行を分けて判断します。
出典(Salesforce公式)
- Outbound Message Actions — アウトバウンドメッセージが指定エンドポイントへ情報を送信するSOAPアクションであり、フローなどに関連付けられることを裏付ける。
- Send an Outbound Message from Your Record-Triggered Flow — アウトバウンドメッセージがFlow Builderのコアアクションであり、保存後レコードトリガーフローから実行できることと、トリガーレコードと同じオブジェクトのアクションを選ぶことを裏付ける。
- New Process Creation Is No Longer Available — 通常の組織では新しいProcess Builderプロセスを作成できず、既存プロセスは引き続き編集・有効化・無効化できることを裏付ける。
- Salesforce Workflow Rules & Process Builder End of Support — 2025年12月31日にサポートと不具合修正が終了した一方、既存のルールとプロセスは引き続き実行され得ることを裏付ける。
- Decide Between Before-Save and After-Save Record-Triggered Flows — 外部システムへの送信やアウトバウンドメッセージには保存後フローを使用することを裏付けている。
- Legacy Salesforce Flow Features — 通常の組織では新しいProcess Builderプロセスを作成できず、新規自動化にFlow Builderを使用することを裏付けている。