結論:まずこれだけ覚える
📌 商談の**確度(Probability)**には、フェーズ(Stage)ごとの既定値が自動入力されます。ただし固定値ではなく、項目を編集できるユーザーは商談ごとに手動で上書きできます。**予測収益(Expected Revenue)**は、金額と確度から自動計算される参照専用項目です。
3つの項目の関係
フェーズ(Stage)
商談の進捗段階を表す必須の選択リスト項目です。管理者は各フェーズに、既定の確度、種別、予測分類を設定します。
確度(Probability)
商談が成立する見込みをパーセントで表す標準項目です。
- フェーズを変更すると、そのフェーズに設定された既定の確度へ更新されます。
- [確度]項目への編集アクセスがあるユーザーは、商談レコード上で値を手動上書きできます。
- したがって、フェーズの確度は初期値・既定値であり、商談ごとに必ず固定される値ではありません。
予測収益(Expected Revenue)
次の関係で自動計算されます。
予測収益 = 金額 × 確度
予測収益を修正したい場合は、金額または確度を確認します。
個別商談の確度を変更する場合
営業担当者が特定の商談だけ異なる確度にしたい場合は、次を確認します。
- [確度]項目がページレイアウトに配置されているか
- 項目レベルセキュリティで編集可能か
- レコード自体を編集できるか 編集アクセスがあれば、ユーザーは[確度]を手動で変更できます。新しいフェーズやカスタム項目を作る必要はありません。
⚠️ あとでフェーズを変更すると、確度は変更先フェーズの既定値へ更新されます。手動上書き値を維持したい運用では、この挙動を利用者に説明します。
フェーズごとの既定確度を変更する場合
組織全体で特定フェーズの既定確度を変える場合は、設定から商談の[フェーズ]項目を開き、対象フェーズの確度を編集します。
- 変更後にそのフェーズを選択した商談には、新しい既定値が使用されます。
- すでに保存されている既存商談の確度は、設定変更だけでは自動更新されません。
- 新しい業務段階を追加する必要がある場合に限り、新しいフェーズを作成し、使用する販売プロセスへ追加します。
よくある誤解
確度はフェーズから切り離せないので手動変更できない
誤りです。フェーズ変更時に既定値が設定される関係は解除できませんが、編集アクセスがあるユーザーは確度を手動上書きできます。
確度を変えるには新しいフェーズが必須
誤りです。個別商談の確度変更なら、標準の[確度]項目を編集可能にします。新しいフェーズは、業務上の新しい進捗段階を表現するときに作成します。
フェーズの既定確度を変えると既存商談も更新される
誤りです。既存商談に保存済みの確度は自動更新されません。必要なら対象レコードを別途更新します。
試験での判別ポイント
- 「営業担当者が商談ごとに確度を変更したい」→ [確度]項目への編集アクセス
- 「特定フェーズの標準的な確度を変えたい」→ フェーズ設定の確度を編集
- 「業務上の進捗段階を追加したい」→ 新しいフェーズを作成し、販売プロセスへ追加
- 「予測収益が誤っている」→ 金額と確度を確認
出典(Salesforce公式)
- Opportunity Fields — フェーズ変更で確度が更新される一方、編集アクセスがあるユーザーは確度を上書きできること、および予測収益が金額と確度に基づくことを裏付けています。
- Probability not updated when the Stage has been set to a new custom value — フェーズに設定した確度は固定値ではなく既定値であり、ユーザーが手動編集できること、設定変更が既存商談へ自動反映されないことを裏付けています。
- Edit or Delete Opportunity Stage Names in Salesforce — 商談フェーズの確度、種別、予測分類を編集する設定場所と、新しいフェーズを販売プロセスへ追加する必要性を裏付けています。