Administrator 練習問題 Q03
Cloud Kicksの管理者は、カスタムオブジェクトEventを更新して、イベントのプライマリ連絡先へのルックアップフィールドを含めました。イベントレポートを実行するとき、彼らは関連する連絡先レコードのフィールドを参照したいと考えています。連絡先フィールドをカスタムレポートに取り込むには、管理者は何をする必要がありますか?
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正答:B. カスタムイベントレポートタイプを編集し、ルックアップを介して関連するフィールドを追加します。
解説
前提知識
レポートタイプの「ルックアップを介した項目の追加」とは
レポートタイプでは、主オブジェクトや関連オブジェクトの項目だけでなく、それらがルックアップ関係で参照している、さらに別のオブジェクトの項目も追加で取り込むことができます。これを「ルックアップを介したフィールドの追加(Fields via Lookup)」と呼びます。
設問の状況を分解する
- カスタムオブジェクト「Event(イベント)」に、イベントの主連絡先(Primary Contact)へのルックアップ項目を追加した。
- イベントレポートを実行した際、そのルックアップ先である連絡先(Contact)の項目も参照したい。
- 「既存のイベントレポートに、ルックアップ先の項目を追加で取り込みたい」というのが要件の本質です。
選択肢の検討
A. 連絡先情報を入力するようにイベントの数式フィールドを構成します → ✕
クロスオブジェクト数式で特定の連絡先項目を複製することはできますが、必要な項目ごとに数式項目を作成する必要があります。レポートタイプにはルックアップ先の項目を直接追加できるため、データを重複させる数式項目は不要です。
B. カスタムイベントレポートタイプを編集し、ルックアップを介して関連するフィールドを追加します。 → ⭕
既存のカスタムレポートタイプで[レイアウトを編集]を開き、Event側のPrimary Contactルックアップを経由して必要なContact項目を追加します。ルックアップ先オブジェクトをレポートタイプのオブジェクト構造へ追加しなくても、親側の項目をレポート列として利用できます。
C. プライマリオブジェクトとしてイベントを使用し、関連オブジェクトとして連絡先を使用して、新しいレポートタイプを作成します。 → ✕
カスタムレポートタイプのオブジェクト関係は、主に主オブジェクトから関連する子オブジェクトを追加し、各主レコードに関連レコードが必須か任意かを定義するものです。本問ではEventがContactをルックアップする側で、Contactは参照先の親です。Contactの項目は新しい関連オブジェクトとして追加するのではなく、Eventのルックアップ経由で既存レポートタイプの項目レイアウトへ追加します。
D. フィルター付きのダッシュボードを使用して、要求に応じてイベントと連絡先のデータを表示します。 → ✕
ダッシュボードはレポートの結果を可視化する機能であり、レポート自体に連絡先の項目を取り込む機能ではありません。根本的な解決にはなりません。
管理者としての対処手順
- [設定]→[レポートタイプ]から対象のカスタムEventレポートタイプを開き、[レイアウトを編集]をクリックします。
- [ルックアップを介して項目を追加]を選択し、Primary Contactルックアップを開きます。
- Contactからレポートで必要な項目を選択し、レポートタイプの適切なセクションへ追加して保存します。
- レポートタイプが[リリース済み]であることを確認し、そのレポートタイプでレポートを作成して追加項目を列へ配置します。
- 実行ユーザーに、EventのPrimary Contactルックアップ項目、Contactオブジェクト、追加したContact項目、および対象Contactレコードへの参照アクセスがあることを確認します。
あわせて覚えておきたいポイント
- カスタムレポートタイプの「関連オブジェクト」と「ルックアップを介した項目」は目的が異なります。前者はレポートへ含めるレコード集合を定義し、後者は参照先の親オブジェクトから利用可能な列を追加します。
- 項目をレポートタイプへ追加しても、実行ユーザーにオブジェクト、項目、レコードへのアクセスがなければ値は表示されません。
- 数式項目は計算や派生値が必要な場合に使い、単に参照先の項目をレポートへ出すためだけには作成しません。
出典(Salesforce公式)
- Create a Custom Report Type in the Legacy Custom Report Type Builder — カスタムレポートタイプのオブジェクト関係が親レコードと子レコードの包含条件を定義し、構造に含まれない参照先項目は[Add fields related via lookup]で追加することを裏付けます。
- See User License Assignments with a Custom Report Type — ルックアップを複数段たどって参照先の項目をカスタムレポートタイプへ追加する公式手順を裏付けます。
- Custom Report Type Is Missing Fields Related via Lookup — 実行ユーザーにルックアップ項目の項目権限と、参照先オブジェクト・レコードへのアクセスが必要であることを裏付けます。
- Custom Report Types — カスタムレポートタイプが主オブジェクトと関連オブジェクトの関係、および追加の参照先項目をレポートへ提供する仕組みであることを裏付けます。