Administrator 練習問題 Q240
管理者は、データローダーを使用して、新しいAPIからカスタムオブジェクトに新しいレコードを一括インポートすることを計画しています。データローダーを使用するには、管理者は何をする必要がありますか?
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正答:B. パスワードの最後にセキュリティトークンを追加してログインします。
解説
前提知識
データローダー(Data Loader)とは
データローダーは、Salesforceが提供するデスクトップ用の一括データ処理ツールで、CSVファイルを使ってレコードの作成・更新・削除・一括抽出を行います。データローダーはSalesforceの「API」を経由してデータをやり取りします。
セキュリティトークンとは
セキュリティトークンは、パスワード認証でSalesforce APIや一部のデスクトップクライアントへ接続するときに使用する文字列です。信頼済みIP範囲外からパスワード認証する場合は、通常、パスワードの末尾にセキュリティトークンを連結します。ただし、OAuth認証を使用する場合は、この入力方法を使用しません。
設問の状況を分解する
- 管理者はデータローダー(APIを使うツール)を使って、カスタムオブジェクトに新しいレコードを一括インポートしたい
- 前提として、データローダーを使えるようにするための準備が必要
- 選択肢には、権限セット・パスワードとトークンの扱い・別ツールへの変更などが並んでいる
選択肢の検討
A. データのインポートを許可する権限セットを追加します。 → ✕
「データインポート専用」という名前の標準権限セットがあるわけではありません。ただし、Data Loaderを使用するユーザーには、API有効化権限と対象オブジェクト・項目への必要なアクセス権が必要で、これらを権限セットから付与することはできます。選択肢Aは具体的な権限を示しておらず、設問が想定するログイン手順の回答にはなっていません。
B. パスワードの最後にセキュリティトークンを追加してログインします。 → ⭕ 正解
Data Loaderでパスワード認証を選択し、信頼済みIP範囲外からログインする場合は、パスワードの末尾にセキュリティトークンを追加します。この条件ではBが正しい手順です。一方、OAuth認証を使用する場合はセキュリティトークンの連結は不要です。
C. データインポートツールを使用して、カスタムオブジェクトレコードを一括インポートします。 → ✕
設問は「データローダーを使うために何が必要か」を聞いており、別のツール(データインポートウィザード)に乗り換える案は質問の前提と噛み合いません。データインポートウィザードは項目のマッピングが簡易的なGUIツールで、データローダーとは別物です。
D. パスワードとセキュリティトークンをリセットします。 → △(惜しいが不正解)
セキュリティトークンをまだ受け取っていない、または紛失した場合はリセットして再発行する必要がありますが、既にトークンを持っている場合はリセットは不要です。設問には「トークンを紛失した」旨の記載がないため、必須の操作としては行き過ぎです。まず必要なのは「既存のトークンをパスワードに追加してログインすること」です。
管理者としての対処手順
- Data Loaderで使用する認証方式を確認する。現行版ではOAuth認証またはパスワード認証を使用できる
- パスワード認証を使用し、信頼済みIP範囲外から接続する場合は、必要に応じて個人設定からセキュリティトークンを再発行する
- Data Loaderのパスワード欄へ、パスワードの直後にスペースを入れずセキュリティトークンを連結して入力する
- ユーザーにAPI有効化権限と、対象カスタムオブジェクト・項目への作成権限があることを確認する
- ログイン後、CSVの項目マッピングを設定してインポートを実行する
あわせて覚えておきたいポイント
- パスワード認証でも、信頼済みIP範囲内からのアクセスではセキュリティトークンを連結しない場合がある
- パスワードをリセットすると、新しいセキュリティトークンが発行される場合がある
- 現行Data LoaderではOAuth認証が利用でき、パスワード+セキュリティトークンは唯一のログイン方法ではない
- Data Loaderの実行には、認証に加えてAPI有効化権限と対象データへのアクセス権が必要
出典(Salesforce公式)
- Reset Your Security Token — APIや一部のデスクトップクライアントでパスワード認証する場合、サービスに応じてセキュリティトークンをパスワードへ連結することを裏付けています。
- Export field history data with Data Loader — Data LoaderではOAuth認証、またはパスワードとセキュリティトークンを使用するパスワード認証を選択できることを裏付けています。
- Data Loader OAuth 2.0 Device Flow Removal — 現行Data LoaderがOAuth 2.0 Web Server Flow with PKCEとパスワード認証をサポートし、パスワード認証時はパスワードとセキュリティトークンを連結することを裏付けています。