Administrator 練習問題 Q234
クラウドキックでは、注文に適切な配送の詳細が使用されていることを確認する必要があります。営業担当は、アカウントで配送先住所が変更されたときに、アカウントに関連付けられた選択した注文の配送先住所を更新するための合理化されたソリューションを用意する必要があります。管理者はこの要件をどのように満たす必要がありますか?
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正答:D. アカウントページの画面フロー。営業担当は、開いている関連するすべての注文で、更新されたアカウントの配送先住所を選択できます。
解説
前提知識
自動起動フローと画面フローの違い
Salesforceの「フロー」には複数の種類があります。初学者がまず区別すべきは次の2つです。
| 種類 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 自動起動フロー(レコードトリガーフロー等) | 条件を満たすと人の操作なしで自動実行される | 「変更があったら必ずこう処理する」と機械的に決め切れる場合 |
| 画面フロー | ユーザーに画面を見せて入力・選択させながら進む | 「状況を見て人が選ぶ」余地が必要な場合 |
「データテーブル」画面コンポーネントとは
画面フローの中に置ける部品の1つで、複数のレコードを一覧表示し、ユーザーにチェックボックスで選びとらせることができます。営業担当が「この注文とこの注文だけ更新したい」というように、対象を人が選ぶ場面で使います。
📌 **「全件自動更新」と「人が選んで更新」は別物です。**前者は自動起動フロー、後者は画面フロー(データテーブルなど)の役割です。設問文に「選択した」「対象を選んで」という言葉があれば、画面フローを疑いましょう。
設問の状況を分解する
設問文をよく読むと、次のように書かれています。
- アカウントで配送先住所が変更されたときに処理が始まる → きっかけはアカウント側の変更
- アカウントに関連付けられた選択した注文の配送先住所を更新する → 全部ではなく、営業担当が選んだ注文だけを更新する この「選択した」という一言が最大の分岐点です。もし「開いているすべての注文を自動更新したい」という要件なら、自動起動フローで十分です。しかし本問は「営業担当が対象を選ぶ」ことを求めているため、人の判断が入る画面フローが必須になります。
選択肢の検討
A. 注文ページの自動起動フロー(全件自動更新) → ✕
自動起動フローなので、営業担当が対象を選ぶ余地がありません。また、変更の起点はアカウント側なのに、注文ページを起点にする設計も不自然です。
B. アカウントページの自動起動フロー(全件自動更新) → ✕
起点はアカウントで正しいものの、依然として自動起動フローです。「開いている関連するすべての注文」を無条件に更新してしまい、「選択した注文だけ」という要件を満たせません。
C. 注文ページの画面フロー → ✕(惜しいが不正解)
画面フローである点は正しいのですが、起点が注文ページになっています。配送先住所が変わったのはアカウント側であり、営業担当はまずアカウントの画面でその変更に気づきます。注文ページから開始すると、どのアカウントの変更を反映するのかを毎回選び直す必要があり、「合理化されたソリューション」とは言えません。
D. アカウントページの画面フロー → ⭕ 正解
- 起点がアカウント:配送先住所の変更に気づいた場所からそのまま操作できる
- 画面フロー:営業担当が、データテーブルなどの部品を使って「開いている関連する注文」の中から更新したいものを選べる この組み合わせが、設問の2つの条件(アカウント起点/選択式)を同時に満たします。
管理者としての対処手順
- アカウントの配送先住所項目の変更を検知する必要はなく、ユーザーがボタンを押して起動する画面フローとして作成する(自動起動フローにしない)。
- フローの最初の要素で、対象アカウントに関連する「開いている注文」を取得する(レコード取得エレメント)。
- 画面エレメントにデータテーブルコンポーネントを配置し、取得した注文を一覧表示。行選択を有効にして、営業担当が更新したい注文を選べるようにする。
- 選択された注文に対して、レコード更新エレメントでアカウントの新しい配送先住所を書き込む。
- アカウントのLightningレコードページに、このフローを起動するアクションボタンとして配置する。
あわせて覚えておきたいポイント
- 画面フローの「データテーブル」コンポーネントは、複数レコードの一括更新や、関連レコードからの選択が必要な場面で頻出する組み合わせです。
- 「全部自動でやりたい」のか「人が選んでから確定したい」のかを設問文から読み取る癖をつけると、自動起動フローと画面フローの判別が安定します。
出典(Salesforce公式)
- Select Multiple Records with Data Table Component — 「画面フローのデータテーブルコンポーネントを使うと、関連レコードを一覧表示し、ユーザーがどのレコードを紐づけるかを選択できる」(本問の直接の根拠)
- Update Records Element — レコード更新エレメントで、識別した(選択された)レコードの値を更新する仕組みの根拠
- Data Table Screen Input Component — データテーブルが画面フロー用の入力コンポーネントであることの根拠