Administrator 練習問題 Q191
管理者は、商談を獲得したときに商談所有者のフォローアップタスクをトリガーし、60日後に別のタスクをトリガーして顧客にチェックインしたいと考えています。管理者はどの2つの自動化ツールを使用する必要がありますか?2つの答えを選択してください
左の□で回答を選択。本文を押すと横線で除外でき、もう一度押すと戻せます。
2つ選択してください(0/2)
正答:A. プロセスビルダー / B. ワークフロールール
解説
前提知識
- プロセスビルダー(Process Builder):条件を満たしたレコードに対し、即時アクションだけでなく、指定した時刻に実行するスケジュール済みアクションも設定できる従来の自動化ツールです。
- ワークフロールール(Workflow Rule):条件に応じて即時アクションや時間主導アクションを実行する従来の自動化ツールです。ワークフローアクションにはToDo、メールアラート、項目自動更新、アウトバウンドメッセージがあります。
- フィールドアップデート(項目自動更新):項目値を変更するアクションです。タスクを作成する自動化ツールそのものではありません。
- アウトバウンドメッセージ:外部エンドポイントへ指定項目のデータを送信するアクションです。Salesforce内のタスク作成には使用しません。
設問の状況を分解する
要件は次の2つです。
- 商談が成立商談になった直後に、商談所有者のフォローアップタスクを作成する。
- 基準日から60日後に、顧客へのチェックインを促す別のタスクを作成する。 必要なのは、レコードの変更を契機とする即時処理と、将来時点に予約する処理です。ただし、AとBのどちらか一方だけが即時専用、もう一方だけが遅延専用という関係ではありません。
選択肢の検討
- A. プロセスビルダー ⭕:レコード変更を契機にタスクを作成でき、スケジュール済みアクションも設定できます。この設問の選択肢では自動化ツールに該当します。
- B. ワークフロールール ⭕:即時のToDoと時間主導のToDoを設定できる従来の自動化ツールです。この設問の選択肢では自動化ツールに該当します。
- C. フィールドアップデート ✕:項目値を更新するアクションであり、タスクを作成する自動化ツールではありません。
- D. アウトバウンドメッセージ ✕:外部システムへデータを送信するアクションであり、Salesforce内のタスク作成には適合しません。
管理者としての対処手順
現行の新規実装では、保存後レコードトリガーフローを使用します。
- 商談を対象とし、成立商談になったときに実行される保存後レコードトリガーフローを作成します。
- 即時パスで、商談所有者を割り当て先とするタスクを作成します。
- 基準となる日時を指定したスケジュール済みパスを追加し、60日後に2件目のタスクを作成します。
- 商談の条件変更や基準日の変更時に、予約済み処理が期待どおり更新・取消されるかをテストします。 プロセスビルダーとワークフロールールは既存設定としては動作しますが、Salesforceは両機能のサポートを2025年12月31日に終了しており、新規自動化にはFlow Builderを使用します。
あわせて覚えておきたいポイント
- 「即時処理か遅延処理か」だけでプロセスビルダーとワークフロールールを分けるのは誤りです。
- 現行設計では、1つのレコードトリガーフローに即時パスとスケジュール済みパスを持たせることで、要件を一元管理できます。
- 旧試験問題ではプロセスビルダーやワークフロールールが選択肢に残ることがあります。選択肢の時代背景と、現在推奨される実装方法を分けて理解します。
出典(Salesforce公式)
- Specify When Your Actions Execute with a Schedule — プロセスビルダーでスケジュール済みアクションを設定できることを裏付けます。
- Considerations for Time-Dependent Actions and Time Triggers — ワークフロールールの時間主導アクションと時間トリガーの考慮事項を裏付けます。
- Scheduled Paths — 保存後レコードトリガーフローで、基準時刻の前後に処理を予約できることを裏付けます。
- Salesforce Workflow Rules & Process Builder End of Support — 2025年12月31日のサポート終了と、新規自動化にFlow Builderを使用する方針を裏付けます。