Administrator 練習問題 Q118
DreamHouse Realty の管理者は、Salesforce モバイルアプリ用にカスタマイズされたページを作成する必要があります。プラットフォーム管理者が Lightning アプリケーションビルダーを使用して構築・カスタマイズできるページは、次のうちどの2つですか?
左の□で回答を選択。本文を押すと横線で除外でき、もう一度押すと戻せます。
2つ選択してください(0/2)
正答:A. アプリページ / C. レコードページ
解説
前提知識
Lightning アプリケーションビルダーとは
画面にコンポーネントをドラッグ&ドロップして、ユーザーが実際に見る画面を組み立てるツールです。公式の説明では「Salesforce モバイルアプリと Lightning Experience 向けのカスタムページを簡単に作成できる、ポイント&クリックのツール」とされています。コードは一切書きません。
Lightning ページには種類がある
ここが本問の核心です。アプリケーションビルダーで作れるページには種類があり、種類によって「どこで使えるか」が違います。
| ページ種別 | 何の画面か | モバイルアプリ |
|---|---|---|
| アプリケーションページ | アプリの中に置く独立した1枚の画面 | ⭕ 使える |
| レコードページ | 取引先や商談など、1件のレコードの詳細画面 | ⭕ 使える |
| ホームページ | ログイン直後に表示されるトップ画面 | ✕ 使えない |
| ユーティリティバー | 画面下部に常駐するバー | ✕ 使えない |
| メールアプリケーションペイン | Outlook / Gmail 連携時の作業ウィンドウ | ✕ 使えない |
📌 公式の「Lightning App Builder Considerations」に明記されています。アプリケーションページとレコードページは Salesforce モバイルアプリと Lightning Experience の両方で使え、ホームページとユーティリティバーは Lightning Experience のみです。
設問の状況を分解する
条件は二つだけです。
- Salesforce モバイルアプリで使うページであること
- Lightning アプリケーションビルダーで作成・カスタマイズできるページであること つまり「アプリケーションビルダーで作れるページ種別」の一覧から、「モバイルでも使えるもの」を選ぶだけの問題です。知識問題なので、覚えていれば10秒で解けます。
選択肢の検討
A. アプリケーションページ → ⭕ 正解
アプリのトップなどに置く、レコードに紐づかない独立した画面です。ダッシュボード、リストビュー、レポートチャートなどを1枚にまとめた「業務のハブ」を作るときに使います。モバイルアプリでもそのまま表示できます。
B. ユーザーページ → ✕
**そのような種別は存在しません。**もっともらしい名前ですが、Lightning ページの一覧に「ユーザーページ」はありません。ユーザーレコードの画面をカスタマイズしたい場合、それは「ユーザーオブジェクトのレコードページ」であって、独立した種別ではありません。
C. レコードページ → ⭕ 正解
1件のレコードの詳細画面です。管理者が最もよく触るページで、項目の配置、関連リスト、活動タイムラインなどをここで組み立てます。モバイルアプリでも使えます。
D. ダッシュボードページ → ✕
これも存在しない種別です。ダッシュボードは「ページの種類」ではなく、アプリケーションページやホームページに配置するコンポーネントです。ここを混同させるのが出題側の狙いです。
💡 BとDのように、実在しない名前を混ぜてくるのはSalesforce試験の定番パターンです。「聞いたことがあるような気がする」で選ばず、設定画面で実際に見た名前かどうかで判断してください。
管理者としての対処手順
- [設定]→[Lightning アプリケーションビルダー]→[新規]をクリックする
- ページ種別としてアプリケーションページまたはレコードページを選ぶ
- レイアウト(1列・2列など)を選び、コンポーネントを配置する
- [保存]後、**[有効化]**をクリックする
- 有効化画面で、デスクトップとモバイルのどちらに割り当てるかを指定する
⚠️ **作っただけでは誰にも表示されません。**有効化して割り当てるところまでが1セットです。「ページを作ったのに反映されない」という相談の大半は、この有効化漏れです。
あわせて覚えておきたいポイント
- ホームページがモバイルに出ない点は繰り返し問われます。モバイルのトップ画面を作り込みたい場合は、アプリケーションページで代替します。
- 公式によると、デスクトップとモバイルの両方で使えるアプリなら同じページを共用できますし、モバイル専用に別のページを用意することもできます。
- レコードページはオブジェクトごとに作ります。さらにレコードタイプやプロファイルごとに出し分けることも可能です。
出典(Salesforce公式)
- Lightning App Builder Considerations — 決定的根拠:「Lightning のホームページとユーティリティバーのページは Lightning Experience で利用可能」「Lightning のアプリケーションページとレコードページは Salesforce モバイルアプリと Lightning Experience の両方で利用可能」
- Get Help for Lightning App Builder — 「Lightning アプリケーションビルダーは、Salesforce モバイルアプリと Lightning Experience 向けのカスタムページを簡単に作れるポイント&クリックツール」
- Create an App Page with the Lightning App Builder — 「アプリが デスクトップとモバイルの両方で利用可能なら、同じページを両方で使える。モバイル専用の Lightning アプリを作ることもできる」
- Build an App Lightning Page(Trailhead) — アプリケーションページを Lightning Experience とモバイルアプリに追加する手順
- Get Started with the Lightning App Builder(Trailhead) — Lightning ページ作成の全体像