Administrator 練習問題 Q230
Ursa Major Solarの管理者は、誤ってレコードをオブジェクトにインポートしました。このインポートを元に戻すには、どの2つのツールを使用する必要がありますか?2つの答えを選択してください
左の□で回答を選択。本文を押すと横線で除外でき、もう一度押すと戻せます。
2つ選択してください(0/2)
正答:B. レコードの一括削除 / C. データローダー
解説
前提知識
インポートを「元に戻す」とは何か
Salesforceでは、データインポートウィザードやデータローダーで大量のレコードを作成した後、「間違えてインポートしてしまった」と気づくことがあります。このとき使うのが、インポートを取り消す(=作成されたレコードをまとめて削除する)機能です。
レコードの一括削除(Mass Delete Records)とは
設定のクイック検索から[レコードの一括削除]を開き、誤ってインポートした取引先、取引先責任者、リード、ソリューションをまとめて削除できます。実行には[すべてのデータの編集]権限が必要です。カスタムオブジェクトは、この標準の一括削除ツールによる「インポートの取り消し」の対象外です。
データローダー(Data Loader)とは
CSVファイルを使ってSalesforceレコードを一括で挿入、更新、削除、エクスポートできるクライアントアプリケーションです。カスタムオブジェクトなど、標準の[レコードの一括削除]で対応できないレコードは、対象レコードのIDを用意してデータローダーの削除処理を使用します。Data LoaderはEnterprise、Performance、Unlimited、Developer Editionで利用できます。
設問の状況を分解する
管理者が誤ってレコードをインポートしてしまいました。設問は、誤って作成したレコードをまとめて削除できる2つのツールを問うています。2つを必ず連続して使うという意味ではなく、対象オブジェクトや利用可能な機能に応じて[レコードの一括削除]またはデータローダーを使い分けます。
選択肢の検討
A. 毎週のデータエクスポート ✕
定期的にデータをバックアップするための機能で、インポートを取り消す機能ではありません。誤って削除してしまった場合の予防策にはなりますが、今回の「元に戻す」操作そのものには使いません。
B. レコードの一括削除 ⭕
設定の[レコードの一括削除]では、誤ってインポートした取引先、取引先責任者、リード、ソリューションをまとめて削除できます。そのため正解です。ただし、カスタムオブジェクトは対象外です。
C. データローダー ⭕
データローダーはレコードの一括削除に対応し、カスタムオブジェクトも扱えます。対象レコードのIDをCSVに用意して削除処理を行うため、正解です。
D. データインポートウィザード △
レコードを「作成」するためのツールであり、削除には使いません。今回のインポート自体はこのツールで行われた可能性が高いですが、「元に戻す」ための手段としては選べません。「作成に使ったツールだから関係しているはず」と誤解しやすい選択肢です。
管理者としての対処手順
- インポート対象のオブジェクト、実行日時、件数を確認する。
- 対象が取引先、取引先責任者、リード、ソリューションであれば、設定の[レコードの一括削除]を検討する。
- カスタムオブジェクトなど一括削除ツールの対象外であれば、対象レコードのIDを抽出し、データローダーの[Delete]で削除する。
- 削除前に対象レコードをエクスポートし、削除後は成功・エラーファイルを確認する。
あわせて覚えておきたいポイント
| ツール | 用途 | 制限 |
|---|---|---|
| レコードの一括削除 | 誤ってインポートした対応オブジェクトの一括削除 | 一部オブジェクトは対象外、Setup画面から手動操作 |
| データローダー | CSV経由の大量作成・更新・削除・エクスポート | 事前にIDリストの準備が必要 |
| データインポートウィザード | レコードの作成・更新(削除は不可) | 削除機能はない |
出典(Salesforce公式)
- Undoing an Import — 誤ってインポートした取引先、取引先責任者、リード、ソリューションは[レコードの一括削除]で削除でき、カスタムオブジェクトはData Loaderを使うことを裏付けています。
- Data Loader — Data Loaderがレコードの挿入、更新、削除、エクスポートに対応し、カスタムオブジェクトを含むすべてのオブジェクトを扱えることを裏付けています。