Administrator 練習問題 Q211
ノーザントレイルのアウトフィッターは、Salesforceにリードを入力するためにインターンを雇い、既存のリードからこれらの新しいレコードを識別する方法を要求しました。この要件を満たすために、管理者はどのようなアプローチを取る必要がありますか?
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正答:B. レコードタイプを定義し、それをインターンに割り当てます。
解説
前提知識
レコードタイプとは
同じオブジェクトの中で、種類の違うレコードを見分けるための仕組みです。レコードタイプを分けると、次のことができます。
- レコードに「これはどの種類か」の印が付く(レコードタイプ項目で検索・フィルタ・レポートできる)
- 種類ごとに違うページレイアウトを見せられる
- 種類ごとに選択リストの候補を変えられる
- プロファイルごとに「どの種類を使えるか」を制御できる Salesforce公式も、リードの文脈で「レコードタイプは、種類の異なるリードを区別するのに役立つ」と説明しています。
💡 レコードタイプとページレイアウトの関係がまだモヤッとする方へ → レコードタイプとは何か
レコードタイプの割り当て
レコードタイプは作っただけでは使えません。プロファイル(または権限セット)に割り当てる必要があります。公式は「プロファイルにレコードタイプを割り当てて、ユーザーが作成・編集できるレコードタイプを決める」と説明しています。 さらにユーザーごとの「既定のレコードタイプ」を決めておけば、インターンが新規作成したリードは自動でそのタイプになります。
リード割り当てルールとは
新しく作られたリードを、条件に応じて誰に割り振るかを決めるルールです。割り当て先を変えるだけであって、レコードの種類を区別する機能ではありません。
設問の状況を分解する
- インターンがリードを入力する
- 要求は、既存のリードとこれらの新しいレコードを識別できること ここで問われているのは、「誰が入力したか」ではなく「このレコードはどの系統のものか」をデータ上に残す手段です。 [作成者]項目でも特定ユーザーが作ったレコードを検索できますが、インターンの増減や担当交代のたびに抽出条件を更新する必要があります。レコードタイプなら、レコード自体に業務上の種類が残るため、担当者が変わっても同じ基準でレポートやリストビューを絞り込めます。なお、所有者を変更しても[作成者]項目は変わりません。 さらに、インターンには入力しやすい簡潔なレイアウトを見せるといった運用も同時に実現できます。
選択肢の検討
A. インターンが使用するWeb-to-Leadフォームを設定します。 → ✕
Web-to-Lead は、Webフォームから送信された情報をリードとして取り込む入口です。専用フォームに固定値を埋め込めば入力経路を識別する設計はできますが、この選択肢だけではレコードに独立した業務分類を与えることは保証されません。 本問は、インターンが作成するリードを既存リードと明確に分類する方法を問うているため、レコードタイプのほうが直接的です。
B. レコードタイプを定義し、それをインターンに割り当てます。 → ⭕ 正解
「新しいレコードを既存と区別したい」に直接答える手段です。インターンのプロファイルに新しいレコードタイプを割り当て、既定にしておけば、入力されたリードは自動でそのタイプになります。 後からレポートで「レコードタイプ=インターン入力」で絞るだけで、対象のリードを一覧で取り出せます。
C. リード用の別のLightningアプリケーションを作成します。 → ✕
Lightning アプリケーションは、タブの並びを変える作業環境の話です。アプリを分けても、作られたレコードには何の印も付きません。データ上の区別にはならないので不正解です。
D. アクティブなリード割り当てルールを更新します。 → ✕
割り当てルールが決めるのは「誰のものになるか」だけです。今回の要件は所有者の振り分けではなく、種類の識別なので、手段としてずれています。 この選択肢が正解になるのは、「インターンが入力したリードを特定のキューや担当者に回したい」という要件の場合です。
管理者としての対処手順
- [設定]→[オブジェクトマネージャ]→[リード]→[レコードタイプ]→[新規]。
- レコードタイプ名(例: 「インターン入力リード」)とAPI参照名を入力し、[有効]にチェックを入れる。
- 同じ画面で、インターンのプロファイルにチェックを入れ、必要なら既定にする。他のプロファイルには割り当てない。
- このレコードタイプに割り当てるページレイアウトを選ぶ(インターン向けの簡潔なレイアウトを用意してもよい)。
- 既存リードは現在のマスターレコードタイプまたは既存のレコードタイプのまま残し、新しいタイプをインターン作成分だけに適用する。
- レポートやリストビューで[レコードタイプ]をフィルタに使い、区別できることを確認する。
あわせて覚えておきたいポイント
- レコードタイプは、**見せ方(ページレイアウト)と入力できる候補(選択リスト値)**を種類ごとに分けられるのが強みです。
- レコードタイプはアクセス権の仕組みではありません。見せる・見せないを制御したい場合は、共有設定や項目レベルセキュリティを使います。
- レコードタイプを作ったら、プロファイルへの割り当てと既定値の設定までがセットです。割り当てを忘れると、ユーザーはそのタイプを選べません。
- レコードタイプの割り当ては、そのレコードタイプで作成・編集できるかを決めるもので、既存レコードの参照権限を決めるものではありません。実際のインターン用ユーザーで動作確認します。
出典(Salesforce公式)
- Create Lead Record Types for Deal Registration — リードのレコードタイプでリードを区別し、レコードタイプ別のレポートを簡単にできること
- How Is Record Type Access Specified? — レコードタイプはプロファイル、権限セット、権限セットグループで割り当てられ、既定のレコードタイプはプロファイルで指定すること
- Considerations for Creating and Updating Record Types and Picklists — レコードタイプはアクセス制御ではなく、作成・編集時に使用できる種類を決める仕組みであること
- Create Record Types(Trailhead) — レコードタイプの作成、プロファイルへの割り当て、ページレイアウトの対応付けの手順
- Lead Assignment Rules — リード割り当てルールはリードの割り当て先(ユーザー・キュー)を決める機能であり、レコードの種類を区別するものではないことの根拠(選択肢D)