Administrator 練習問題 Q170
管理者は、組織で行われた最近の構成変更を確認するためにどのツールを使用する必要がありますか?
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正答:C. 監査証跡の設定
解説
前提知識
設定監査証跡(Setup Audit Trail)
- 設定監査証跡は、組織のSetup(構成)に対して行われた変更を記録する、Salesforce標準の機能です。誰が・いつ・何を変更したかという構成変更の履歴を確認できます。
- これは、レコードのデータそのものの変更履歴(フィールド履歴の追跡)とは異なり、あくまでSetup上の管理・構成に関する変更(プロファイルや権限の変更、項目の追加など)を対象にしています。
似た機能との違い
- 重要な更新(Release Updates)は、Salesforceの新機能やプラットフォームの仕様変更を組織に適用するための管理画面であり、「自組織の誰かが行った構成変更」を確認する機能ではありません。
- デバッグログは、Apexコードやフローの実行時の詳細な処理ログを記録する開発者向けの機能で、Setupの構成変更を追跡するものではありません。
- フィールド履歴の追跡は、特定のオブジェクトの特定のフィールドについて、レコードデータの値の変更履歴を記録する機能であり、Setup全体の構成変更を横断的に確認するものではありません。
設問の状況を分解する
- 管理者が知りたいのは「組織で行われた最近の構成変更を確認する」ための手段です。
- ポイントは「構成変更(Setup上の変更)」であって、「レコードのデータ変更」ではない点です。
- この観点から、レコードデータの変更履歴を扱うフィールド履歴の追跡や、開発者向けの実行ログであるデバッグログは対象外になります。
選択肢の検討
A. 重要な更新
✕ 不正解。重要な更新は、Salesforceがプラットフォームに加える変更を管理者が確認・有効化するための画面であり、自組織の管理者が行った構成変更の履歴ではありません。
B. デバッグログ
✕ 不正解。デバッグログは、Apexやフローなどの実行時の処理内容を記録する開発者向けの機能です。Setup上でどのような構成変更が行われたかを確認するものではありません。
C. 監査証跡の設定
⭕ 正解。設定監査証跡は、組織のSetupに対する構成変更を、誰が・いつ・何を変更したかという形で記録し、確認できる標準機能です。
D. フィールド履歴の追跡
✕ 不正解。フィールド履歴の追跡は、個別のオブジェクトのフィールドについて、レコードデータの値がいつ・誰によって変更されたかを記録する機能です。組織全体のSetup構成変更を横断的に確認する用途には使えません。
管理者としての対処手順
- [設定]の検索ボックスで「監査証跡の設定」(Setup Audit Trail)を検索して開きます。
- 一覧から、日付・実行したユーザー・変更内容を確認します。
- 必要に応じて、より長期間の履歴をダウンロードして確認します。
- 複数の管理者が同じ組織を操作している場合は、定期的に監査証跡を確認する運用を検討します。
あわせて覚えておきたいポイント
- 「構成変更を確認したい」→ 設定監査証跡、「レコードデータの変更を確認したい」→ フィールド履歴の追跡、という対応関係を覚えておきましょう。
- 重要な更新とデバッグログは、名前が似た文脈で出てきても目的がまったく異なる機能である点に注意しましょう。
出典(Salesforce公式)
- Setup Audit Trail Control(設定監査証跡) — 設定監査証跡が、Setup上の管理・構成変更を追跡し、誰が何をいつ変更したかという監査可能な履歴を提供する機能であることを確認しました。