Administrator 練習問題 Q247
Northern Trail Outfittersは、カスタムオブジェクトの紹介ソースで[紹介日]フィールドを更新するときに、親オブジェクトの[紹介]も更新する必要があることを要求しました。この要求を満たすために、管理者はどの自動化ソリューションを使用する必要がありますか?
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正答:D. プロセスビルダー
解説
前提知識
ワークフロールール・プロセスビルダー・フローとは
Salesforceには、画面を作らずに「条件を満たしたら自動でレコードを更新する」ための宣言的自動化ツールが複数あります。
- ワークフロールール:古くからある最もシンプルな自動化ツール。「条件に合致したら、項目を更新する/メールを送る」といった単純な処理が中心。
- プロセスビルダー:ワークフロールールより後発で、より複雑な条件分岐や、関連レコード(親・子・関連リストなど)への項目更新を柔軟に組める。
- フロー(Flow Builder):現在Salesforceが自動化の標準として位置づけている最新ツール。
関連レコードの更新
プロセスビルダーの「レコードを更新」アクションでは、処理を開始したレコードだけでなく、そのレコードに関連するレコードも更新対象にできます。一方、ワークフローのクロスオブジェクト項目更新は、主に主従関係の詳細レコードから主レコードを更新する場合に限られます。
設問の状況を分解する
- カスタムオブジェクト「紹介ソース」(子)に「紹介日」フィールドがある
- 「紹介日」が更新されたら、親オブジェクトの「紹介」側のフィールドも自動的に更新したい
- 選択肢のうち、関連する親レコードを更新できる自動化機能を選ぶ
選択肢の検討
A. LightningWebコンポーネント → ✕
LWCはUI(画面)を作るための技術。バックグラウンドで自動的に親レコードを更新するような処理には使わない。
B. 承認プロセス → ✕
承認プロセスは「申請→承認者の承認・却下」という業務フローを実現する仕組み。単純な項目連動の自動更新には使わない。
C. ワークフローフィールドの更新 → △(条件次第)
ワークフローのクロスオブジェクト項目更新は、カスタムオブジェクト間では主従関係の詳細側から主側を更新する場合に利用できます。ただし、設問には主従関係であるとの条件がなく、参照関係を含む関連レコード更新を一般的に扱える選択肢ではありません。
D. プロセスビルダー → ⭕ 正解(設問の選択肢上)
プロセスビルダーは、処理を開始したレコードに関連するレコードを「レコードを更新」アクションの対象にできます。そのため、関係種別が明示されていない本問では、関連する親レコードを更新できるDが最も妥当です。
管理者としての対処方針
この設問が作成された当時の選択肢では、開始オブジェクトを「紹介ソース」とするプロセスを作成し、「紹介日」の変更を条件として、関連する「紹介」レコードを更新する構成が該当します。 ただし、Salesforceは2025年12月31日でプロセスビルダーとワークフロールールのサポートおよび更新を終了しています。既存のプロセスは引き続き実行・編集できますが、現在新規に実装する場合は、レコードトリガーフローで関連する親レコードを更新します。
あわせて覚えておきたいポイント
- 試験問題の選択肢と現行の実務推奨を分けて考えることが重要です。本問の選択肢上はDですが、現行の新規自動化はFlow Builderを使用します。
- ワークフローのクロスオブジェクト項目更新は、カスタムオブジェクトでは主従関係が前提です。参照関係を含む関連レコード更新と混同しないでください。
出典(Salesforce公式)
- Update Records from a Process — プロセスビルダーでは、処理を開始したレコードに関連する1件以上のレコードを更新できることを裏付けています。
- Cross-Object Field Updates — ワークフローのクロスオブジェクト項目更新は、カスタムオブジェクトでは主従関係の詳細側から主側への更新に対応することを裏付けています。
- Salesforce Workflow Rules & Process Builder End of Support — 2025年12月31日でワークフロールールとプロセスビルダーのサポートおよびバグ修正が終了し、Flow Builderへの移行が推奨されていることを裏付けています。