Administrator 練習問題 Q19
承認プロセスで申請済みの承認申請が取り消されたとき、関連レコードのロックを解除するには、どのアクションを設定しますか?
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正答:B. 取り消しアクション(Recall Actions)
解説
前提知識
承認プロセスとは
承認プロセスは、レコードを誰に、どの順番で承認させるかを定義する自動化機能です。申請時・承認時・却下時・取り消し時の各タイミングで、項目更新、メールアラート、タスク作成、レコードのロックまたはロック解除などを実行できます。 ここがまだモヤッとする方へ → 承認プロセスとは何か:「上司の承認をもらう」を仕組み化する
取り消しとは
申請者または権限を持つユーザーが、まだ完了していない承認申請を引き戻す操作です。承認プロセスでは、このタイミングに対応する処理を取り消しアクションとして設定します。 Salesforce公式では、取り消しアクションは「申請済みの承認申請が取り消されたとき」に発生し、既定ではレコードのロックが解除されると説明されています。
レコードロックとは
承認待ちのレコードが途中で書き換えられないようにする仕組みです。通常、初期申請時にレコードがロックされます。申請を取り消した後は再編集できる状態に戻す必要があるため、取り消しアクションでロック解除を扱います。
設問の状況を分解する
- レコードはすでに承認申請済みである。
- 承認または却下で終了したのではなく、申請そのものが取り消される。
- 取り消し後に、関連レコードを再編集できるようロックを解除したい。
- したがって、取り消し時に実行されるアクションを選ぶ。
選択肢の検討
A. 最終拒否アクション → ✕
承認者が申請を最終的に却下したときに実行されます。申請者が申請を取り消した場面ではありません。 却下時に項目を「却下済み」に更新したり、申請者へ通知したりする要件なら正解になります。
B. 取り消しアクション(Recall Actions) → ⭕ 正解
申請済みの承認申請が取り消されたときに実行されるアクションです。公式仕様では、既定の取り消し動作としてレコードのロック解除が行われます。本問の状況と完全に一致します。
C. 最終承認アクション → ✕
必要な承認がすべて完了したときに実行されます。承認済みステータスへの更新や完了通知に使います。
D. 初期申請時のアクション → ✕
正式名称は**初期申請時のアクション(Initial Submission Actions)**です。レコードを初めて申請したときに実行され、既定ではレコードをロックします。取り消し後のロック解除とは逆のタイミングです。
管理者としての対処手順
- [設定]で[承認プロセス]を検索する
- 対象オブジェクトの承認プロセスを開く
- [取り消しアクション]セクションを確認する
- 必要に応じて項目更新、メールアラート、タスクなどを追加する
- レコードロックの標準動作をテストする
- テストユーザーで申請し、[承認申請を取り消す]を実行する
- 取り消し後にレコードが編集可能になり、追加アクションが実行されたことを確認する
| タイミング | 対応するアクション | 既定のロック動作 |
|---|---|---|
| 申請時 | 初期申請時のアクション | ロック |
| 最終承認時 | 最終承認アクション | 設定に従う |
| 最終却下時 | 最終却下アクション | 設定に従う |
| 取り消し時 | 取り消しアクション | 既定でロック解除 |
あわせて覚えておきたいポイント
- 「Recall」は製品やメールの回収ではなく、承認申請の取り消し・引き戻しを意味します。
- 初期申請時の既定動作はロック、取り消し時の既定動作はロック解除です。対で覚えます。
- 取り消しを許可するかどうかは承認プロセスの設定とユーザー権限に依存します。取り消し操作が表示されない場合は、申請者とプロセス設定を確認します。
出典(Salesforce公式)
- Classic Approval Processes Terminology(Salesforce Help) — 「取り消しアクションは申請済みの承認申請が取り消されたときに発生し、既定ではレコードのロックが解除される。初期申請時は既定でレコードがロックされる」
- Recall Approval Submission Action(Salesforce Help) — 「進行中または一時停止中の承認申請を取り消すためのアクションを提供する」