Administrator 練習問題 Q14
Universal Containersは、サービスチームが商談レコードにアクセスできないようにしたいと考えています。サービスユーザーは商談のリストビューにアクセスできませんが、検索を介して商談レコードを見つけることができます。アクセスを完全に制限するには、管理者はどのオプションを調整する必要がありますか?
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正答:B. 権限とタブの可視性
解説
前提知識
オブジェクト権限
プロファイルや権限セットで設定する「参照・作成・編集・削除」の権限です。アクセス制御の最も土台にある層で、ここで参照権を外せば、そのユーザーはそのオブジェクトのレコードを一切見られなくなります。
タブの可視性
プロファイルや権限セットで設定する、タブの利用可否とアプリ内での既定表示を制御する設定です。Salesforce公式は、タブが作成されていないオブジェクトや、ユーザーのプロファイルで[タブを非表示]にしたオブジェクトは、原則としてグローバル検索の対象に含まれないと説明しています。 ただし、タブ設定はオブジェクト権限の代わりになるセキュリティ境界ではありません。完全にアクセスを禁止するには、オブジェクトの[参照]権限を付与しないことが必要です。
リストビューと検索の違い
リストビューとグローバル検索は、レコードを見つけるための異なる入口です。どちらで表示される場合でも、検索結果にはユーザーが参照できるレコードだけが返されます。したがって、検索で商談が見つかることは、サービスユーザーに商談オブジェクトと該当レコードへの参照アクセスが残っていることを示します。
設問の状況を分解する
現状を整理します。
| 状態 | 意味すること |
|---|---|
| リストビューにはアクセスできない | 入口の一つは封じられている |
| 検索でレコードを見つけられる | オブジェクトの参照権が残っている |
検索でヒットするということは、レコードへの参照権がまだ生きているということです。リストビューを隠すだけでは、見えないようになっただけで、アクセス権そのものは変わっていません。 「完全に制限する」という言葉がヒントです。見せ方の調整ではなく、権限自体を外す必要があります。
選択肢の検討
A. レコード設定と検索インデックス
✕ 検索インデックスは Salesforce が自動で作成・更新するもので、管理者がユーザーごとに調整できる設定ではありません。検索結果はインデックスをいじるのではなく、権限でフィルターされます。
B. 権限とタブの可視性
⭕ 正解 完全なアクセス制限には、サービスユーザーへ商談オブジェクトの[参照]権限を付与しているプロファイル、権限セット、権限セットグループを特定し、その付与を解除する必要があります。あわせてタブを非表示にすると、アプリのナビゲーションや検索対象からも商談を除外できます。セキュリティ上の決定要因はオブジェクト権限で、タブ設定は表示・検索範囲の制御です。
C. アプリの権限と検索用語
△(惜しいが不正解) アプリの割り当てやナビゲーション項目を変更しても、ユーザーに付与された商談オブジェクトの[参照]権限自体は失われません。また「検索用語」はユーザーが入力する文字列であり、アクセス権を制御する管理設定ではありません。
D. ページレイアウトとフィールドレベルセキュリティ
✕ ページレイアウトは画面の構成、項目レベルセキュリティは項目の参照・編集可否を制御します。どちらも商談オブジェクト自体の[参照]権限を取り消す設定ではないため、レコード全体へのアクセス禁止にはなりません。
管理者としての対処手順
- 対象ユーザーの詳細ページで[概要を表示]を開き、オブジェクト権限の一覧から商談の[参照]権限がどのプロファイル、権限セット、権限セットグループによって付与されているか確認する
- サービスユーザーに不要な商談の[参照]権限を、付与元の設定変更または割り当て解除によって取り除く
- 商談の[すべてのレコードを参照]や[すべてのレコードを編集]、システム権限の[すべてのデータを参照]や[すべてのデータを編集]が付与されていないことを確認する
- プロファイルまたは対象の権限セットで、商談タブを[タブを非表示]にする
- 対象ユーザーの権限とタブ設定を再確認し、リストビュー、グローバル検索、既知のレコードURLのいずれからも商談へアクセスできないことをテストする
あわせて覚えておきたいポイント
- Salesforceのデータアクセスは、オブジェクト権限、項目レベルセキュリティ、レコードレベル共有を組み合わせて決まります。まずオブジェクトの[参照]権限がなければ、そのオブジェクトのレコードは参照できません。
- 個別の権限セットはアクセスを追加するための仕組みです。プロファイルで商談の[参照]を外しても、別の権限セットや権限セットグループが付与していればアクセスは残ります。ミューティング権限セットは権限セットグループ内の権限を抑制できますが、プロファイルや別の権限付与元を取り消すものではありません。
- [すべてのデータを参照]や[すべてのデータを編集]などの強力なシステム権限がある場合は、個別のオブジェクト設定とあわせて確認が必要です。
- オブジェクト定義側にも「検索を許可」属性があり、ここが無効だとそもそも誰の検索結果にも出ません。ただしこれは組織全体に効く設定なので、特定チームだけを遠ざける用途には使えません。
出典(Salesforce公式)
- Object Permissions — オブジェクト権限が各オブジェクトのレコードに対する作成・参照・編集・削除の基本アクセスを定めることを裏付ける
- How Search Results Are Ordered — グローバル検索がユーザーに参照アクセスのあるレコードだけを返すことを裏付ける
- Salesforce Objects Not Appearing or Showing Inconsistent Results in Global Search Between Users — オブジェクトタブの有無、プロファイルのタブ表示、カスタムオブジェクトの[検索を許可]が検索対象に影響することを裏付ける
- View and Edit Tab Settings in Permission Sets or Profiles — タブ設定がApp Launcher、ナビゲーションメニュー、アプリ内の既定表示を制御することを裏付ける
- Troubleshoot Object and Record Access Issues — ユーザーのオブジェクト権限の付与元を[概要を表示]と[アクセス権の付与元]から確認し、不要な権限付与を修正する手順を裏付ける