Administrator 練習問題 Q132
Northern Trail Outfitters の管理者は、スプレッドシートを使用して、割り当てられたライセンスと権限セットを追跡しています。Salesforce でこれを追跡するには、どの機能を使用できますか?
左の○で回答を選択。本文を押すと横線で除外でき、もう一度押すと戻せます。
1つ選択してください(0/1)
正答:C. ユーザーレポート
解説
前提知識
権限セットとは
権限セットは、プロファイルに加えて個別のユーザーに追加の権限を割り当てる仕組みです。1人のユーザーに複数の権限セットを割り当てられます。
💡 ここがまだモヤッとする方へ:プロファイルと権限セットの基本をもう少し詳しく整理したい場合は、「プロファイルと権限セット:Salesforceの権限は「土台」と「追加ブロック」で考える」もあわせてご覧ください。
なぜスプレッドシートでの管理が非効率か
「誰にどのライセンス・権限セットが割り当てられているか」をスプレッドシートで手動管理すると、Salesforce側の実際の割り当て状況とズレが生じやすく、更新の手間もかかります。Salesforceの標準機能で「今の割り当て状況」をいつでも正確に確認できれば、このズレと手間を解消できます。
設問の状況を分解する
- Northern Trail Outfittersの管理者は、割り当て済みのライセンスと権限セットをスプレッドシートで手動追跡している
- Salesforce上のレポート機能などを使って、この手動管理を置き換えたい
選択肢の検討
A. ログイン履歴 → ✕
ログイン履歴は、ユーザーがいつ・どこからログインしたかを記録する機能であり、ライセンスや権限セットの割り当て状況を確認する機能ではありません。
B. Lightning 利用アプリ → ✕
Lightning利用アプリの[有効なライセンス]タブでは、ユーザーライセンス・権限セットライセンス・機能ライセンスの有効数を追跡できますが、誰にどの権限セットが割り当てられているかを一覧化するレポートではありません。個別ユーザーの割り当て管理という要件には、レポートまたは設定画面の割り当て情報を使用します。
C. ユーザーレポート → ⭕ 正解
ユーザーを主オブジェクトとするカスタムレポートタイプでは、プロファイルから関連するユーザーライセンス情報を追加し、誰にどのユーザーライセンスが割り当てられているかをレポートできます。また、[権限セット割り当て]を主オブジェクトとする別のカスタムレポートタイプでは、カスタム権限セットおよびカスタム権限セットグループの割り当てをユーザー別にレポートできます。したがって、スプレッドシートの代わりにSalesforceの実データを基に追跡する機能として、選択肢Cが最も適切です。なお、この権限セット割り当てレポートは標準権限セット・標準権限セットグループを表示しません。
D. 権限セット グループ → ✕
権限セットグループは、複数の権限セットをまとめ1つの単位として割り当てやすくするための機能であり、「誰に何が割り当てられているかを一覧・追跡する」ための機能ではありません。目的が異なる点に注意してください。
管理者としての対処手順
- ユーザーライセンスを追跡する場合は、[ユーザー]を主オブジェクトとするカスタムレポートタイプを作成する
- レポートタイプのレイアウトで、[プロファイル]→[ユーザーライセンス]の関連項目を追加する
- カスタム権限セットの割り当てを追跡する場合は、[権限セット割り当て]を主オブジェクトとする別のカスタムレポートタイプを作成する
- ユーザー名、ライセンス名、権限セット名など必要な列を配置し、用途ごとにレポートを保存する
- 標準権限セットや権限セットライセンスも含めた完全な監査が必要な場合は、ユーザーアクセス概要、会社情報の権限セットライセンス画面、またはAPIオブジェクトによる取得も併用する
あわせて覚えておきたいポイント
- 権限セット割り当てのカスタムレポートタイプが表示するのは、カスタム権限セットとカスタム権限セットグループであり、標準のものは対象外
- ユーザーライセンス、権限セットライセンス、権限セットは別概念であり、監査方法も異なる
- 個別ユーザーの権限セットは[ユーザーアクセス概要]、権限セットライセンスの利用・割り当ては[会社情報]からも確認できる
- スプレッドシートの手動管理からSalesforce内のレポートへ移行すると、実際の割り当てデータとのずれを減らせる
出典(Salesforce公式)
- See User License Assignments with a Custom Report Type — ユーザーを主オブジェクトとするカスタムレポートタイプへ関連するユーザーライセンス項目を追加し、割り当てをレポートできることを裏付けています。
- Report on Custom Permission Set and Permission Set Group Assignments — [権限セット割り当て]を主オブジェクトとするカスタムレポートタイプで、カスタム権限セット・権限セットグループの割り当てをレポートできること、および標準のものは対象外であることを裏付けています。
- Licenses Overview — Lightning利用アプリの[有効なライセンス]タブは、ライセンス数を追跡する機能であることを裏付けています。
- View a User’s Access Summary — 個別ユーザーの権限セットや権限セットグループをユーザーアクセス概要で確認・管理できることを裏付けています。