Administrator 練習問題 Q271
Northern Trail Outfitters は、完了したすべての商談の平均ステージ期間を知りたいと考えています。管理者はこの要求をどのようにサポートする必要がありますか?
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正答:C. 商談ステージ期間レポートを実行します。
解説
前提知識
商談ステージとは
商談(Opportunity)の進捗段階を表す選択リスト項目です。例えば「見積提出」「交渉中」「Closed Won(成立)」のように進みます。商談履歴レポートでは、ステージの変更前後と、次のステージへ移るまでの期間を分析できます。
商談ステージ期間レポートとは
各商談がステージにどれだけの期間とどまったかを確認できる標準レポートです。[ステージ期間]を平均で集計すれば、完了した商談が各ステージに費やした平均日数を分析できます。なお、商談が同じステージに戻った場合、レポートのステージ期間は各遷移間の期間として扱われ、パスに表示される累積期間とは計算方法が異なります。
レポートタイプとは
レポートで使えるデータの型です。商談の進行履歴を分析するなら「商談履歴」系のレポートタイプを選びます。商談本体のレポートタイプでは、「今のステージ」は分かっても「どのステージに何日いたか」は分かりません。
設問の状況を分解する
- 営業マネージャーが知りたいのは、商談が各ステージにとどまっている日数
- つまり必要なのは、ステージの遷移履歴とその滞留期間 初学者が誤解しがちなのは、現在のステージを集計したレポートで代用できると考えてしまう点です。現在ステージの件数を見ても、そこに何日滞留しているかは分かりません。滞留日数を見るには履歴データが必要です。
選択肢の検討
A. プロセス ビルダーを使用して、各商談の毎日の平均を取得します。 → ✕
プロセスビルダーは自動化ツールです。日別の平均値を自作しても、ステージごとの滞留期間は得られません。標準レポートで済むところに自動化を組む理由はありません。なおプロセスビルダーは新規作成ができなくなっており、現在の自動化はフローで作ります。
B. 各商談のステージを追跡するための数式項目を追加します。 → △(惜しいが不正解)
数式項目だけでは、過去の各ステージに入った日時と退出した日時を保持できないため、各ステージの期間を再現できません。カスタム項目と自動化を追加して記録する方法はありますが、この要件には標準の商談ステージ期間レポートが用意されています。判別基準は「現在値から計算するのか、過去の遷移を分析するのか」です。
C. 商談ステージ期間レポートを実行します。 → ⭕ 正解
商談ステージ期間レポートは、各商談が各ステージにとどまっていた日数を直接示します。公式のヘルプでも、営業マネージャー向けのヒントとしてこのレポートの実行が案内されています。設定変更もカスタマイズも不要で、すぐに答えが出ます。
D. クローズした商談の週次レポート スナップショットを更新します。 → ✕
レポートスナップショットは、レポートの結果を定期的にカスタムオブジェクトへ保存して推移を追う仕組みです。週次の断面を溜めても、各ステージの平均滞留期間を直接得ることはできず、設定も保守も重くなります。認定試験では、常に「標準機能でできないか」を先に検討します。
管理者としての対処手順
- [レポート]タブの商談レポートフォルダーから[商談ステージ期間]レポートを開く
- 対象を完了した商談に絞り、完了日などの期間条件を設定する
- ステージまたは変更前ステージでグループ化する
- [ステージ期間]列を集計し、[平均]を表示する
- 必要に応じて営業担当者などで絞り込み、共有フォルダーに保存する 標準レポートを利用できない構成では、[商談履歴]レポートタイプを使い、[変更前ステージ][変更後ステージ][ステージ期間]を追加して同様に平均を集計します。
あわせて覚えておきたいポイント
| 知りたいこと | 使うレポート |
|---|---|
| 各ステージの滞留日数 | 商談ステージ期間レポート(商談履歴) |
| 現在のパイプラインの件数・金額 | 商談のサマリーレポート |
| 金額やステージが何回変更されたか | 商談履歴レポート |
| 週ごとのパイプラインの変化 | 商談の推移(ヒストリカルトレンド)レポート |
- 商談ステージ期間レポートの[ステージ期間]は、商談があるステージに入ってから次のステージへ移るまでの日数を表す
- 24時間未満の期間はレポートでは0日と表示される場合があり、パスの表示とは丸め方も累積方法も異なる
- 滞留が長いステージが見つかったら、パス(Path)のガイダンスや自動リマインドを改善策として検討できる
出典(Salesforce公式)
- Standard Opportunity Reports — [Opportunity Stage Duration]が商談の各ステージでの期間を示す標準レポートであることの根拠
- Create Salesforce Report on Duration of Opportunity Stage — 商談履歴レポートに変更前ステージ、変更後ステージ、ステージ期間を追加し、合計と平均を集計する手順の根拠
- Considerations and Guidelines for Creating Paths on Leads, Opportunities, and Accounts — レポートとパスではステージ期間の丸め方と、同じステージへ戻った場合の累積方法が異なることの根拠