Administrator 練習問題 Q257
Northern Trail Outfitters では、取引先責任者階層を使用して、取引先責任者間の関係を表示したいと考えています。管理者は取引先責任者階層について、どの点を考慮する必要がありますか?
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正答:A. 取引先責任者階層に表示される取引先責任者は、ユーザーのレコードレベルアクセスによって制限されます。
解説
前提知識
取引先責任者階層とは
取引先責任者階層(Contact Hierarchy)は、取引先責任者の[上司](Reports To)項目を基に、誰が誰に報告する関係かを階層表示する機能です。 階層を表示するユーザーには、取引先責任者オブジェクトの[参照]権限と、各取引先責任者レコードへのアクセスが必要です。ユーザーが参照できない取引先責任者の詳細は、階層にも表示されません。 Lightning Experienceでは、1つの開始地点から最大2,000件の取引先責任者を表示できます。階層が2,000件を超える場合は、別の取引先責任者を開始地点として表示します。
設問の状況を分解する
- Northern Trail Outfittersは、取引先責任者間の上司・部下関係を階層で確認したい
- 設問は、階層を構成する方法ではなく「利用時の考慮事項」を問うている
- 判別の中心は、階層表示でも通常のオブジェクト権限・レコードアクセスが適用されるかどうか
選択肢の検討
A. 取引先責任者階層に表示される取引先責任者は、ユーザーのレコードレベルアクセスによって制限されます。 → ⭕ 正解
Salesforce公式は、ユーザーに参照権限がない取引先責任者の詳細は階層に表示されないと説明しています。取引先責任者階層は、共有設定やその他のレコードアクセス制御を迂回する機能ではありません。
B. 取引先責任者階層は、一度に3,000件の取引先責任者までに制限されます。 → ✕
公式の上限は、1つの開始地点につき2,000件です。3,000件ではありません。2,000件を超える階層では、別の取引先責任者を開始地点にして残りを表示します。
C. 階層の列をカスタマイズすると、[最近参照した取引先責任者]リストビューの列も変更されます。 → ✕
初期状態の階層列は、[最近参照した取引先責任者]標準リストビューの列と同じです。しかし、階層列をカスタマイズしても、そのリストビューの列は変更されません。両者はカスタマイズ後は独立しています。
D. 取引先責任者階層に表示される取引先責任者には、共有設定が適用されません。 → ✕
Aの反対です。オブジェクト権限とレコードレベルアクセスが適用され、ユーザーが参照できない取引先責任者の詳細は表示されません。
管理者としての対処手順
- 取引先責任者のページレイアウトで、[Salesforce モバイルおよび Lightning Experience のアクション]に[取引先責任者階層を表示]アクションがあることを確認する
- 各取引先責任者の[上司]項目に、報告先となる取引先責任者を設定する
- 対象ユーザーに取引先責任者の[参照]権限と必要なレコードアクセスがあることを確認する
- 必要に応じて、[オブジェクトマネージャー]→[取引先責任者]→[階層列]で表示列をカスタマイズする。カスタマイズには[すべてのデータの編集]権限が必要で、最大15列まで選択できる
- 2,000件を超える大規模な階層では、別の取引先責任者を開始地点として表示する運用を検討する
あわせて覚えておきたいポイント
- 取引先責任者階層は[上司]項目を基に構成されます。
- 個人取引先は、[上司]項目および[取引先責任者階層を表示]アクションに対応していません。
- 階層表示は共有設定を変更しません。階層で見せたいレコードが見えない場合は、まずオブジェクト権限とレコードアクセスを確認します。
出典(Salesforce公式)
- Considerations for Using Contact Hierarchy in Lightning Experience — 階層表示には取引先責任者の参照権限が必要で、参照できないレコードの詳細は表示されないこと、1つの開始地点から最大2,000件であること、個人取引先が非対応であることを裏付ける。
- Set Up Contact Hierarchy in Lightning Experience — [上司]項目を基に階層を表示すること、取引先責任者ページレイアウトへのアクション追加、階層列のカスタマイズ方法・最大15列・必要権限、階層列の変更が[最近参照した取引先責任者]リストビューを変更しないことを裏付ける。