Administrator 練習問題 Q267
Universal Containers は組織に対してデータ保護とプライバシーを有効にしました。データのプライバシー情報を追跡するために個人フィールドを使用できるページ レイアウトはどれですか?
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正答:C. 取引先責任者、リード、個人取引先
解説
前提知識
個人(Individual)オブジェクトとは
顧客の特定のデータプライバシー設定を保存する標準オブジェクトです。[マーケティングしない]、[処理しない]、[追跡しない]、[プロファイリングしない]などの意思表示を記録できます。この機能は[設定]の[データ保護とプライバシー]で有効化します。
個人項目とは
データ保護とプライバシーを有効にすると、リード、取引先責任者、個人取引先で[個人]参照項目を利用できます。この項目で顧客レコードとデータプライバシーレコードを関連付けます。ユーザーに表示するには、管理者が対象オブジェクトのページレイアウトに[個人]項目を追加します。
この設問で対象になるオブジェクト
Salesforce公式が[個人]項目を追加するページレイアウトとして指定しているのは、リード、取引先責任者、個人取引先です。単に「人に関係するオブジェクトか」で推測するのではなく、[個人]参照項目が用意されている対象を公式仕様で判定します。
設問の状況を分解する
- プライバシーの優先順位が高い
- データ保護とプライバシー(個人オブジェクト)を有効化した
- やりたいのは「どのページレイアウトに個人項目を追加するか」の特定 初学者が誤解しがちなのは、「人を表すように見えるオブジェクトならすべて対象」と考える点です。この問題では、公式が[個人]項目の追加先として明記している3つのページレイアウトを選びます。
選択肢の検討
A. ケースと商談 → ✕
Salesforce公式が[個人]項目の追加先として案内しているページレイアウトに、ケースと商談は含まれません。ケースは問い合わせ、商談は販売案件を管理するレコードであり、顧客のデータプライバシーレコードへの標準参照項目を配置する対象ではありません。
B. アカウントとユーザー → ✕
データ保護とプライバシーの設定手順では、[個人]項目の追加先としてアカウントとユーザーのページレイアウトは指定されていません。個人取引先は取引先オブジェクトの一種ですが、ここで公式が示す対象は「個人取引先」のページレイアウトであり、一般の法人取引先を意味するアカウントではありません。
C. 取引先責任者、リード、個人取引先 → ⭕ 正解
Salesforce公式は、データ保護情報をユーザーに表示するため、リード、取引先責任者、個人取引先のページレイアウトに[個人]項目を追加するよう案内しています。したがって、この3つを挙げるCが正解です。
D. 個人、ユーザー、アカウント → ✕
個人(Individual)はデータプライバシー設定を保存する参照先のオブジェクトです。設問で問われている[個人]参照項目の追加先ではありません。また、ユーザーと一般のアカウントも、公式がこの項目の追加先として指定する3つのページレイアウトに含まれません。
管理者としての対処手順
- [設定]のクイック検索で「データ保護とプライバシー」を開き、機能が有効になっていることを確認する
- [オブジェクトマネージャー]→[取引先責任者]→[ページレイアウト]で、[個人]項目をレイアウトに追加して保存する
- 同じ手順をリード、および個人取引先のページレイアウトにも行う
- 対象ユーザーのオブジェクト権限、項目レベルセキュリティ、ページレイアウト割り当てを確認する
- テスト用のリードまたは取引先責任者から個人レコードを作成・関連付けし、[個人]項目からデータプライバシー設定を参照できることを確認する
あわせて覚えておきたいポイント
| オブジェクト | 表すもの | 個人項目の追加 |
|---|---|---|
| 取引先責任者 | 企業に属する人 | 対象 |
| リード | 見込み客(人) | 対象 |
| 個人取引先 | 個人顧客(人) | 対象 |
| 取引先 | 企業・組織 | 対象外 |
| ケース | 問い合わせ | 対象外 |
- [メールプライバシー設定を適用]などの必要な設定を有効にすると、[マーケティングしない]、[処理しない]、[この個人を忘れる]が選択された受信者にはリストメールが送信されません。すべてのメール種別が同一に制御されるわけではないため、公式の例外条件も確認します。
- リードを新しい取引先責任者へ変換する際、取引先責任者側に個人IDがなければ、変換元リードの個人IDが設定されます。既存の取引先責任者に変換する場合は、既存のデータプライバシーレコードを維持するのが既定で、リード側を維持するには変換後に取引先責任者の個人IDを置き換えます。
出典(Salesforce公式)
- Set Up Tracking and Storage of Certain Data Privacy Preferences — [個人]項目をリード、取引先責任者、個人取引先のページレイアウトに追加すること、およびデータ保護とプライバシーの有効化手順を裏付けています。
- How to Create an Individual Record for Salesforce Data Privacy and Protection — 個人オブジェクトがリード、取引先責任者、個人取引先のデータプライバシー設定を保存し、各レコードから個人レコードを作成・関連付けできることを裏付けています。
- Fields in Data Privacy Records — [マーケティングしない]、[処理しない]、[追跡しない]など、個人オブジェクトに保存されるデータプライバシー項目を裏付けています。
- Individually Opting Out of Email — 必要なメールプライバシー設定のもとで、個人レコードの設定がリストメールの送信抑止に使用されることを裏付けています。
- Best Practices for Tracking Data Privacy — リード変換時に、変換元リードと既存または新規の取引先責任者のどちらのデータプライバシーレコードを維持するかの動作を裏付けています。