Administrator 練習問題 Q248
プロファイルのどの設定を使用すると、タブをアプリランチャーとすべてのアプリで非表示にしつつ、そのタブに対応するオブジェクトのレコードをユーザーが参照できる状態にできますか?
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正答:D. タブ設定
解説
前提知識
タブ設定が制御するもの
タブ設定は、オブジェクトのタブをアプリのナビゲーションやアプリランチャーに表示するかを制御します。プロファイルでは次の3段階があります。
| プロファイルの設定 | 表示動作 |
|---|---|
| デフォルトで表示 | アプリのナビゲーションに表示され、アプリランチャーからも利用できる |
| デフォルトで非表示 | 初期状態ではナビゲーションに表示されないが、アプリランチャーから利用でき、ユーザーが追加できる |
| タブを非表示 | アプリランチャーとアプリのナビゲーションに表示されず、ユーザーも個人設定で追加できない |
タブ設定は、レコードへのアクセス権そのものではありません。オブジェクトを参照できるかはオブジェクト権限、個別レコードを参照できるかは組織の共有設定、ロール階層、共有ルールなどで決まります。
最も許可の広い設定が適用される
同じタブについて、プロファイルでは[タブを非表示]でも、割り当てられた権限セットでタブが利用可能になっている場合は、より許可の広い設定が優先されます。実務ではプロファイルだけでなく権限セットも確認します。
設問の状況を分解する
設問の要件は次の2点です。
- 対象タブをアプリランチャーとすべてのアプリのナビゲーションから隠す
- タブを隠しても、ユーザーのレコード参照権限は維持する ナビゲーション上の表示だけを変える機能が必要なので、タブ設定が該当します。
選択肢の検討
A. オブジェクトの権限 → 不正解
オブジェクト権限は、対象オブジェクトのレコードを作成・参照・編集・削除できるかを制御します。[参照]を外すとレコード自体を見られなくなるため、「タブだけを隠してレコードは参照可能にする」という要件には合いません。 オブジェクトそのものを利用させたくない場合は、この設定が必要です。
B. アプリの権限 → 不正解
アプリの表示設定は、ユーザーが特定のアプリを選択できるかを制御します。1つのタブをすべてのアプリから隠す設定ではありません。 特定のアプリ全体を利用させたくない場合に使用します。
C. 組織の共有設定 → 不正解
組織の共有設定は、ユーザーが所有していないレコードへアクセスできる範囲の基準を定めます。タブやアプリランチャーの表示は制御しません。 特定オブジェクトのレコード公開範囲を制限したい場合に使用します。
D. タブ設定 → 正解
[タブを非表示]を設定すると、タブはアプリランチャーやアプリのナビゲーションに表示されません。一方、タブ設定だけではオブジェクト権限やレコード共有は変更されないため、それらの権限があればレコードへのアクセスは維持されます。
管理者としての確認手順
- [設定]から対象ユーザーのプロファイルを開く
- 拡張プロファイルユーザーインターフェースでは[オブジェクト設定]から対象オブジェクトを選択し、[編集]を開く
- タブ設定を[タブを非表示]にする
- 対象オブジェクトの[参照]権限が維持されていることを確認する
- 組織の共有設定や共有ルールにより、必要なレコードを参照できることを確認する
- 権限セットまたは権限セットグループで、同じタブにより広い設定が付与されていないか確認する
試験での判別ポイント
- 「タブやナビゲーションを隠す」ならタブ設定
- 「オブジェクトを使えなくする」ならオブジェクト権限
- 「どのレコードまで見えるか」なら組織の共有設定や共有機能
- 「特定のアプリを選べるか」ならアプリの表示設定
出典(Salesforce公式)
- Tab Settings — プロファイルの[デフォルトで表示][デフォルトで非表示][タブを非表示]の動作、アプリランチャーとアプリナビゲーションへの影響、複数の権限設定がある場合に最も許可の広い設定が適用されることを裏付ける。
- View and Edit Tab Settings in Permission Sets or Profiles — プロファイルまたは権限セットでタブ設定を確認・編集する手順を裏付ける。
- Salesforce Custom Object Tab Not Visible For Users — タブの表示設定とオブジェクト権限を別々に確認する必要があることを裏付ける。