Administrator 練習問題 Q04
ユーザーから、新しいLightningアカウントレコードページの読み込みが非常に遅いという報告があります。プラットフォーム管理者は、パフォーマンスの問題の原因を特定するためにどの機能を使用すべきでしょうか?
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正答:D. Lightning アプリケーションビルダー分析
解説
前提知識
Lightningページのパフォーマンス分析とは
Lightningアプリケーションビルダーには、公式名称でPerformance Analysis for App Builderと呼ばれる分析機能があります。ツールバーの[分析]をクリックすると、編集中のLightningレコードページについて次の情報を確認できます。
- 予測されるExperienced Page Time(EPT)
- 表示される標準コンポーネントとカスタムコンポーネントの影響
- コンポーネント別のパフォーマンス内訳
- ページを改善するための推奨事項
- 組織またはページ固有のユーザーメトリクス 本問の選択肢D「Lightning アプリケーションビルダー分析」は、このPerformance Analysis for App Builderを指します。
EPTとは
EPT(Experienced Page Time)は、Lightningページがユーザーにとって操作可能な状態になるまでの時間を表すSalesforceのパフォーマンス指標です。 ページの表示速度には、コンポーネント数、カスタムコンポーネント、関連リスト、ブラウザ性能、ネットワーク遅延などが影響します。
Lightning使用状況アプリとの違い
| 知りたいこと | 使用する機能 |
|---|---|
| 組織内でどのページが遅いか | Lightning使用状況アプリ |
| 特定のページの構成やコンポーネントにどのような問題があるか | Lightningアプリケーションビルダーの[分析] |
Lightning使用状況アプリは、ページ別・ブラウザ別の実測データや、遅いレコードページの一覧を確認する機能です。特定済みのページを詳しく診断する場合は、アプリケーションビルダーの分析を使用します。
設問の状況を分解する
- 遅いページは「新しいLightning取引先レコードページ」と特定されている。
- 管理者は、どのページが遅いかを探すのではなく、そのページが遅い原因を特定したい。
- 特定ページの表示コンポーネントを評価し、予測EPT、内訳、改善推奨を示す機能が必要である。
- したがって、Lightningアプリケーションビルダー分析が正解である。
選択肢の検討
A. Lightning Analytics → ✕
SalesforceのLightningレコードページを診断する標準機能の名称ではありません。CRM Analyticsなどの分析製品は業務データを分析するためのもので、Lightningページのコンポーネント構成を診断する機能ではありません。
B. Lightning 使用状況アプリ → △(惜しいが不正解)
Lightning使用状況アプリでは、組織でよく使われるページ、ブラウザ別・ページ別の読み込み時間、遅いデスクトップレコードページを確認できます。 ただし、本問では遅いページがすでに取引先レコードページと特定されています。求められているのは、そのページのコンポーネント構成と改善点を分析する機能です。そのため、より直接的なDを選びます。 これが正解になる場面は、組織全体から遅いページを洗い出したい場合や、ブラウザ別・ページ別の実測傾向を確認したい場合です。
C. Lightning ページの表示ルール → ✕
表示ルールは、条件に応じてコンポーネントを表示または非表示にする機能です。初期表示するコンポーネントを減らす対策として使える場合はありますが、パフォーマンスの原因を分析する診断機能ではありません。 これが正解になる場面は、特定のプロファイル、項目値、デバイスなどに応じてコンポーネントの表示を制御したい場合です。
D. Lightning アプリケーションビルダー分析 → ⭕ 正解
Performance Analysis for App Builderは、特定のLightningレコードページに表示される標準・カスタムコンポーネントを評価し、予測EPT、コンポーネントの影響、改善推奨を示します。 既知の遅いページについて原因を調べるという設問に最も直接的に一致します。
管理者としての対処手順
- 遅い取引先レコードページを開く。
- 歯車アイコンから[編集ページ]を選択し、Lightningアプリケーションビルダーで開く。
- ツールバーの[分析]をクリックする。
- 予測EPT、コンポーネントのパフォーマンス内訳、改善推奨、ユーザーメトリクスを確認する。
- 推奨に基づき、初期表示するコンポーネント数、関連リスト、カスタムコンポーネント、タブやアコーディオンの配置を見直す。
- ページを保存・有効化し、対象ユーザーのブラウザとネットワーク環境で再テストする。
- Lightning使用状況アプリで、変更後のページ別EPTが改善したかを継続確認する。
あわせて覚えておきたいポイント
- 遅いページを探すならLightning使用状況アプリ、特定ページを診断するならアプリケーションビルダー分析です。
- Performance Analysis for App Builderは、ページ作成中にも自動評価され、必要に応じて手動で[分析]を実行できます。
- コンポーネントだけでなく、ブラウザ、端末性能、ネットワーク遅延もEPTに影響します。分析結果と実ユーザー環境の両方を確認します。
- 表示ルールは対策の一つであり、診断ツールではありません。
出典(Salesforce公式)
- Lightning Page Performance — Performance Analysis for App Builderは、Lightningアプリケーションビルダーの[分析]から特定のレコードページを評価し、表示される標準・カスタムコンポーネントに基づく改善推奨を示す。
- Improve Page Performance with Custom Lightning Component Analysis — 分析結果には予測EPT、コンポーネントのパフォーマンス内訳、カスタムコンポーネントの最適化推奨が含まれる。
- Gain Insight About Page Performance with the Lightning Usage App — Lightning使用状況アプリは、ページ別・ブラウザ別の読み込み時間と、遅いデスクトップレコードページを表示する。