Administrator 練習問題 Q116
取引先のレコードページに活動タイムラインが表示されません。プラットフォーム管理者はこれをどのように修正すべきでしょうか?
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正答:A. 標準の[活動]コンポーネントを、取引先の Lightning レコードページに追加する。
解説
前提知識
活動タイムラインとは
取引先や商談のレコード画面に表示される、この相手とのやりとりの履歴です。今後の予定(未完了のタスクやイベント)が上に、過去の履歴が下に、時系列で並びます。
📘 活動・タスク・イベント・ToDo の関係があやふやな方はこちらをどうぞ→ 活動・タスク・イベント・ToDoリストの違い
Lightning レコードページとコンポーネント
Lightning Experience のレコード画面は、コンポーネントと呼ばれる部品を並べて組み立てられています。「詳細」も「関連リスト」も「チャター」も、すべてコンポーネントです。これを編集する道具が Lightning アプリケーションビルダーです。
📌 カスタムLightningレコードページでは、選択した活動表示に対応する標準の[活動]コンポーネントがページに必要です。ただし、コンポーネントが配置済みでも、組織またはユーザーの[既定の活動ビュー]が[関連リスト]になっていると、活動タイムラインは表示されません。
この種の障害を切り分ける考え方
「見えない」という相談は、原因が大きく三つに分かれます。
| 原因 | どう見えるか | 対処 |
|---|---|---|
| 活動コンポーネントがない | カスタムレコードページに活動領域が出ない | Lightning アプリケーションビルダーで追加 |
| 既定の活動ビューが関連リスト | コンポーネントがあってもタイムライン表示にならない | 組織またはユーザーのレコードページ設定を確認 |
| 活動へのアクセスまたはデータがない | 活動領域はあるが、一部の内容が見えない、または空 | 権限と活動レコードを確認 |
問題文だけでは、コンポーネントの配置漏れと、既定の活動ビュー設定のどちらかを完全には切り分けられません。ただし選択肢の中で、活動タイムラインを表示するための正しいページ構成を直接示しているのはAです。実務ではAを確認した後、コンポーネントがすでにあるなら既定の活動ビューも確認します。
選択肢の検討
A. 標準の[活動]コンポーネントを取引先の Lightning レコードページに追加 → ⭕ 正解
カスタムLightningレコードページに活動表示を組み込む正しい方法です。選択肢の中では、画面を修正する具体的な設定を示しているAが正解です。 ただし、コンポーネントがすでに配置されている場合は、[レコードページ設定]で組織またはユーザーの既定の活動ビューが[活動タイムライン]になっているかも確認します。
B. ユーザーの権限を更新して、活動タイムラインへの編集アクセスを許可 → ✕
「活動タイムラインへの編集アクセス」という権限は存在しません。活動に関する権限は、タスク・イベントというオブジェクトに対するアクセス権として存在します。さらに、今回は「編集できない」ではなく「表示されない」なので、編集権限の話はそもそも軸がずれています。
C. レポートを実行して、その取引先に活動が記録されているか確認 → ✕
原因を切り分けるための調査行為であって、修正ではありません。問われているのは「どう修正するか」なので、ここで止まっている選択肢は答えになりません。実務では意味のあるステップですが、試験では**「調べる」だけの選択肢は不正解になりやすい**と覚えておいてください。
D. オブジェクトマネージャーに活動タイムラインのボタンを追加 → ✕
オブジェクトマネージャーで作れるのはボタン・アクションであって、タイムラインのような表示領域を生やすものではありません。そもそも「活動タイムラインのボタン」というものは存在しません。**「画面の見た目を変えるなら Lightning アプリケーションビルダー」**という対応関係を押さえましょう。
管理者としての対処手順
- 問題の起きている取引先レコードを開く
- 右上の歯車アイコン→[編集ページ]をクリック(Lightning アプリケーションビルダーが開く)
- 左のコンポーネント一覧から**[活動](Activities)をキャンバスにドラッグ**する。タブの中に入れるのが一般的です
- [保存]し、初回は[有効化]で組織・アプリケーション・プロファイルのいずれかに割り当てる
- レコードを再読み込みして表示を確認する
- コンポーネントがあるのに表示されない場合は、[設定]→[レコードページ設定]で組織の既定の活動ビューを確認する
- 特定のユーザーだけ表示されない場合は、そのユーザーの[設定]→[表示とレイアウト]→[レコードページ設定]で[活動タイムライン]を選択する
あわせて覚えておきたいポイント
- コンポーネントは置いてあるのに見え方が違う場合は、ユーザー個人の設定を疑ってください。公式ヘルプによると、アバター→[設定]→[表示とレイアウト]→[レコードページ設定]で、「活動タイムライン」と「関連リスト」のどちらを既定表示にするかを切り替えられます。
- タイムラインとは別に、[未完了の活動]と[活動履歴]の関連リストをページに戻すこともできます。一覧表で見たい、ソートしたいという要望にはこちらが向いています。
- カスタムオブジェクトで活動コンポーネントが選べない場合は、そのオブジェクトで**「活動を許可」にチェックが入っていない**可能性が高いです。
- 表示されているのに[メール]や[新規タスク]などのアクションが出ない場合は、グローバルアクションのレコードタイプ設定が原因のことがあります。
出典(Salesforce公式)
- Build a Custom Record Page(Trailhead) — Lightning アプリケーションビルダーでタブを作り、活動タブや各コンポーネントをドラッグしてレコードページを構成する手順
- Activity Timeline Not Visible on Salesforce Lightning Record Pages — 「標準の活動コンポーネントが配置済みでも、ユーザーのレコード活動ビューが関連リストに設定されていると活動タイムラインが表示されない」
- Personalize Your Record Activities View Settings — [設定]の[レコードページ設定]で活動の表示方法を選択できる
- How to Add ‘Open Activities’ and ‘Activity History’ Related Lists — 「管理者は Lightning アプリケーションビルダーを使って、任意の Lightning レコードページに未完了の活動・活動履歴の関連リストを追加・復元できる」
- Actions are not visible in the Activity tab in Lightning Experience — 活動タブのアクションが出ないときのグローバルアクション・レコードタイプの確認手順