Administrator 練習問題 Q130
Northern Trail Outfittersは、Salesforceアカウントに安全で適切なパスワードを選択するよう従業員に奨励したいと考えています。管理者が構成する必要がある3つのパスワードポリシーはどれですか?3つの答えを選択してください
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3つ選択してください(0/3)
正答:B. パスワードの最小文字数 / D. パスワードの複雑さの要件 / E. 有効期限が切れるまでの日数
解説
前提知識
パスワードポリシーとは
Salesforceの[パスワードポリシー]では、組織全体またはプロファイル単位で、パスワードの有効期限、履歴、最小文字数、複雑さ、無効なログイン試行の最大数、ロックアウト期間などを設定できます。プロファイル独自のポリシーを設定した場合、そのプロファイルのユーザーには組織全体のポリシーではなくプロファイル側の設定が適用されます。 この設問が問うているのは、「従業員に安全で適切なパスワードを選ばせる」ためのポリシー、つまりパスワードそのものの品質を高める設定です。パスワードの最小文字数、複雑さの要件、有効期限がこれに当たります。無効なログイン試行の最大数も実在するパスワードポリシー項目ですが、これはログイン失敗時にアカウントをロックする設定であり、パスワードの選び方を左右しません。
設問の状況を分解する
- Northern Trail Outfittersは、従業員アカウントのパスワードとログインに関するセキュリティポリシーを構成したい
- Bはパスワードの長さの下限を決める設定で、短く単純なパスワードを禁止できる
- Dはパスワードの文字種を制御する設定で、推測されにくい組み合わせを強制できる
- Eはパスワードの有効期間を制御する設定で、同じパスワードの使い続けを防げる
- Aは実在する設定だが、制御対象はログイン試行回数であってパスワードの品質ではない
- Cはそもそも存在しない設定 したがって、パスワードの品質を高める3項目はB・D・Eです。
選択肢の検討
A. 無効なログイン試行の最大数 → △(惜しいが不正解)
ユーザーがロックアウトされるまでに許可するログイン失敗回数を指定する、実在のパスワードポリシー項目です。設定画面上は同じ[パスワードポリシー]にあるため惜しい選択肢ですが、制御しているのは不正なログイン試行への防御であり、従業員が選ぶパスワードの中身には影響しません。総当たり攻撃対策を問われている場合はこれが正解になります。
B. パスワードの最小文字数 → ⭕ 正解
パスワードに必要な文字数の下限を指定します。既定は8文字で、より長い値を要求できます。短く覚えやすいだけのパスワードを組織的に禁止できるため、安全なパスワードを選ばせる設定の代表例です。
C. パスワードマネージャーアプリの使用が必要 → ✕
Salesforceにはパスワードマネージャーアプリの使用を強制する標準のパスワードポリシー設定はありません。実在しない設定です。
D. パスワードの複雑さの要件 → ⭕ 正解
英大文字・小文字・数字・記号の組み合わせを必須にするなど、パスワードの強度を直接高める設定です。安全なパスワードを選ばせるための代表的な機能です。
E. 有効期限が切れるまでの日数 → ⭕ 正解
[ユーザーパスワードの有効期限]で、ユーザーがパスワードを変更するまでの期間を設定できます。定期的な変更を求める設定であり、本設問の「安全で適切なパスワードを選ばせる」ポリシーに該当します。[パスワード無期限]権限があるユーザーには期限切れが適用されません。
管理者としての対処手順
- [設定]のクイック検索で[パスワードポリシー]を開く
- [パスワードの最小文字数]を組織の基準に合わせて設定する
- [パスワードの複雑さの要件]で必要な文字種を設定する
- [ユーザーパスワードの有効期限]を組織の方針に合わせて設定する
- 必要に応じて、[無効なログイン試行の最大数]と[ロックアウトの有効期間]も設定する。ただし、これらはパスワードの内容ではなくログイン試行を制御する設定である
- プロファイル単位で異なるポリシーが必要な場合は、対象プロファイルの[パスワードポリシー]を設定する。プロファイル側の設定は、そのユーザーについて組織全体の設定を上書きする
あわせて覚えておきたいポイント
- パスワードの強度は、最小文字数、複雑さ、履歴などで制御します。ログイン試行への防御は、最大失敗回数とロックアウト期間で制御します。
- 試験問題では、一般的なセキュリティ施策と、Salesforceの設定画面に実在する項目を区別します。
- プロファイル独自のパスワードポリシーは組織全体の設定を上書きするため、組織全体の設定だけでなくプロファイル側も確認します。
出典(Salesforce公式)
- Password Policy Fields in Profiles — 設定項目として、ユーザーパスワードの有効期限、パスワードの最小文字数、パスワードの複雑さの要件、無効なログイン試行の最大数などが列挙されていることを裏付けます。
- View and Edit Password Policies in Profiles — プロファイル単位でパスワードポリシーを設定でき、プロファイル側が組織全体の設定を上書きすることを裏付けます。
- Optimize Org Access Control: User Management Guide(Trailhead) — パスワードの長さ、複雑さ、有効期間、無効なログイン情報での試行回数を管理者が設定できることを裏付けます。