Administrator 練習問題 Q220
Cloud Kicksは、Salesforceを利用して製品の出荷を追跡するためのより良い方法に取り組んでいます。管理者は座標を取得するためにどのフィールドタイプを使用する必要がありますか?
左の○で回答を選択。本文を押すと横線で除外でき、もう一度押すと戻せます。
1つ選択してください(0/1)
正答:A. ジオロケーション
解説
前提知識
ジオロケーション項目とは
ジオロケーション(Geolocation)は、緯度・経度を保存できるカスタム項目タイプです。内部的には緯度用・経度用・システム内部用の3つの項目分を消費する複合項目として扱われますが、管理者からは1つの項目として作成・利用できます。位置情報をもとにした距離計算などにも利用できます。
設問の状況を分解する
- Cloud Kicksは製品の出荷(配送)をより良く追跡したいと考えている。
- 出荷を追跡するには、荷物や拠点の「座標(緯度・経度)」を記録する必要がある。
- 座標という特殊なデータ形式を扱える項目タイプを選ぶ必要があります。
選択肢の検討
A. ジオロケーション → ⭕
緯度・経度をセットで保存するために設計された、まさにこの用途向けの標準項目タイプです。
B. ジオフェンス → ✕
「ジオフェンス」はSalesforceの標準カスタム項目タイプには存在しません。位置情報サービスなどで使われる一般的な用語ですが、この文脈のカスタム項目タイプとしては存在しない選択肢です。
C. カスタムアドレス → △(用途が異なる)
カスタム住所項目は、番地、市区町村、都道府県、郵便番号、国などを構造化して保存する複合項目です。現行仕様では緯度、経度、ジオコード精度のコンポーネントも持てますが、主目的は住所情報の管理です。設問が直接求めている「座標を取得・保存する項目タイプ」には、緯度・経度専用のジオロケーションが最も適切です。
D. 外部ルックアップ → ✕
外部オブジェクト(外部データソースと連携するオブジェクト)に対する参照関係を作るための項目タイプで、座標データの保存とは無関係です。
管理者としての対処手順
- 対象オブジェクトの[項目とリレーション]から新規カスタム項目を作成し、データ型で[地理位置情報]を選択します。
- 表示形式(度分秒または10進数)と小数点以下の桁数を設定します。
- ページレイアウトまたはDynamic Formsへ項目を配置し、必要な権限セットで項目の参照・編集権限を付与します。
- 必要に応じて、数式のDISTANCE関数またはSOQLのDISTANCE・GEOLOCATION関数で距離を計算します。
- 緯度が-90~90、経度が-180~180の有効範囲内で保存されることをテストします。
あわせて覚えておきたいポイント
- 地理位置情報は、緯度、経度、内部使用の3つのカスタム項目として組織の上限に数えられます。
- 緯度は-90~90、経度は-180~180の範囲です。
- カスタム住所項目も緯度・経度コンポーネントを持てますが、住所全体を管理する9コンポーネントの複合項目です。座標そのものが要件なら地理位置情報を選びます。
出典(Salesforce公式)
- 地理位置情報カスタム項目 — 地理位置情報項目が緯度・経度で位置を保存し、距離を計算できること、値の範囲、3項目分として数えられることを裏付けます。
- Custom Field Types — Geolocationが緯度・経度用のカスタム項目タイプであり、外部オブジェクトでは利用できないことを裏付けます。
- Considerations for Custom Address Fields — カスタム住所項目が住所コンポーネントに加えて緯度、経度、ジオコード精度を含む9項目分の複合項目であることを裏付けます。
- GEOLOCATION — GEOLOCATION関数をDISTANCE関数と組み合わせて距離を計算する方法を裏付けます。