Administrator 練習問題 Q274
Ursa Major Solar は、どのマーケティング活動がチームの商談獲得に役立っているかを把握したいと考えています。これらの洞察を提供するために管理者は何を構成する必要がありますか?
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正答:B. キャンペーンの影響
解説
前提知識
キャンペーンとは
キャンペーンは、セミナー、Web広告、メール配信、展示会といったマーケティング活動をSalesforce上で管理するオブジェクトです。誰にアプローチしたか(キャンペーンメンバー)、いくらかかったか(費用項目)、どんな成果が出たかを記録します。
キャンペーンメンバーとは
キャンペーンに紐づけたリードや取引先責任者のことです。「送信済み」「返信済み」などのメンバーステータスで反応を記録します。
キャンペーンの影響(Campaign Influence)とは
キャンペーンの影響は、商談に影響したキャンペーンと、その売上への帰属割合を記録・レポートする機能です。カスタマイズ可能なキャンペーンの影響では、標準モデルとカスタムモデルを利用し、関連リスト・レポート・ダッシュボードで、どのキャンペーンが商談パイプラインに影響したかを確認できます。 ポイントは「1商談=1キャンペーン」に限定されないことです。標準モデルの自動関連付けでは、アクティブなキャンペーンのメンバーと、未完了商談の取引先責任者の役割との関係などを基に影響レコードを作成します。カスタムモデルでは、ユーザーが商談上で影響率を入力する方法や、Apex・APIで登録する方法もあります。したがって、複数のマーケティング接点を商談と結び付け、活動ごとの影響を比較できます。
主要キャンペーンソースとの違い
商談には[主要キャンペーンソース]という単一の項目もあります。これは、その商談が特定のキャンペーンから生じたことを示す項目です。カスタマイズ可能なキャンペーンの影響に含まれる[主要キャンペーンソース]モデルでは、そのキャンペーンに売上の100%を帰属させます。単一キャンペーンしか表せないため、複数キャンペーンの影響を比較する要件にはキャンペーンの影響モデルを使用します。
設問の状況を分解する
- 知りたいのは「マーケティング活動と商談獲得の関係」。
- 対象は個別の顧客対応ではなく、キャンペーン単位の成果。
- 求められているのは、管理者が**設定(構成)**して継続的に見られる仕組み。 初学者が誤解しやすいのは、「キャンペーンを整理する機能」と「キャンペーンの成果を商談に結びつける機能」を混同する点です。前者は階層やレコードタイプ、後者がキャンペーンの影響です。
選択肢の検討
A. キャンペーン階層。 → ✕(惜しいが不正解)
キャンペーン階層は、親キャンペーンと子キャンペーンを紐づけて、施策のまとまり(例:年間の「新製品ローンチ」配下に個別の広告・セミナー)を表現し、階層合計の統計を見る機能です。集計単位を整理するには有効ですが、階層を作っただけでは個々の商談にどのキャンペーンが貢献したかは分かりません。「施策をグルーピングして予算や成果をまとめて見たい」という要件ならこちらが正解になります。
B. キャンペーンの影響 → ⭕ 正解
商談に対する各キャンペーンの貢献を記録し、アトリビューションモデルで売上を配分して、どの活動がパイプラインと受注に効いたかをレポートできます。設問の「どのマーケティング活動がチームの商談獲得に役立っているかを把握したい」に正面から一致します。
C. カスタムのリード項目をマッピングする → ✕
リードから取引先責任者への変換時に、カスタム項目の値を引き継ぐための設定(リード変換時の項目マッピング)です。データの引き継ぎ漏れを防ぐ設定であり、キャンペーンの貢献度を測る機能ではありません。「リード変換後にカスタム項目の値が消える」という症状ならこれが正解になります。
D. メールアクティビティの一覧 → ✕
メール送信の履歴を関連リストで確認する仕組みです。個々のやり取りの追跡には役立ちますが、キャンペーン単位の売上貢献を集計するものではありません。「担当者が送ったメールの履歴をレコード上で見たい」という要件ならこちらです。
管理者としての対処手順
- [設定]で「キャンペーンの影響」を検索し、組織で使用中のキャンペーンの影響機能とモデルを確認する。
- カスタマイズ可能なキャンペーンの影響が無効な場合は、有効化する。
- 要件に合うモデルを選ぶ。[主要キャンペーンソース]モデルを使うか、必要に応じてカスタムモデルを作成する。
- ユーザーに必要なキャンペーン・商談の参照/編集権限とマーケティングユーザー設定を付与し、商談ページレイアウトに[キャンペーンの影響]関連リストを追加する。
- 自動関連付けを利用する場合は、キャンペーンメンバー、商談の取引先責任者の役割、対象期間・キャンペーン種別などの関連付け条件を整備する。手動登録を利用する場合は、既定モデルをロックされていないカスタムモデルにする。
- 有効なモデルを基にレポートまたはダッシュボードを作成し、キャンペーンごとの影響売上を比較する。
あわせて覚えておきたいポイント
| 要件 | 使う機能 |
|---|---|
| 複数キャンペーンの商談への貢献度を見たい | キャンペーンの影響 |
| 特定の1つのキャンペーンに売上を100%帰属させたい | 商談の主要キャンペーンソース |
| 施策をまとめて成果を集計したい | キャンペーン階層 |
| キャンペーンごとに入力項目を変えたい | キャンペーンのレコードタイプとページレイアウト |
| 反応の度合いを段階管理したい | キャンペーンメンバーステータス |
- 自動関連付けを利用する場合は、キャンペーンメンバーと商談の取引先責任者の役割が正しく登録されていることが重要です。一方、ロックされていないカスタムモデルでは、商談からキャンペーン影響レコードを手動登録できます。
- 試験では「複数のキャンペーンが商談に与えた影響」や「マーケティング活動と商談パイプラインの関係」を把握する要件なら、キャンペーンの影響を第一候補にします。
出典(Salesforce公式)
- How Customizable Campaign Influence Works — 標準モデルとカスタムモデルによる売上帰属、キャンペーンメンバーと商談取引先責任者の役割を使う自動関連付け、[主要キャンペーンソース]モデルの100%帰属を裏付けます。
- Add Influential Campaigns to an Opportunity — ロックされていないカスタムモデルを既定モデルにした場合、商談の関連リストからキャンペーンと影響率を手動登録できることを裏付けます。
- Campaign Influence — キャンペーンの影響が、マーケティング活動に成功割合を帰属させて商談パイプラインへの影響を把握する機能であること、およびLightning Experienceではカスタマイズ可能なキャンペーンの影響を使用することを裏付けます。