Administrator 練習問題 Q91
Cloud Kicks(CK)に新しいプラットフォーム管理者が就任し、Salesforceの使用状況を詳細に記したメモを作成し、今後のライセンス購入予算を計上するよう依頼されています。CKが購入したライセンスの種類と利用可能なライセンス数を確認するには、管理者はどこで確認すればよいでしょうか?
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正答:C. 会社情報のユーザーライセンス関連リスト
解説
前提知識
ライセンスとは
Salesforceは、ユーザー1人ごとに「使ってよい権利」を購入する仕組みです。この権利をライセンスと呼びます。ライセンスには大きく3種類あり、試験でも実務でもこの区別が重要です。
| 種類 | 何を決めるか | 例 |
|---|---|---|
| ユーザーライセンス | そのユーザーが使える機能の土台。ユーザー1人に必ず1つ割り当てる | Salesforce、Salesforce Platform、Chatter Free |
| 機能ライセンス | ユーザーライセンスに乗せて追加で使える機能 | Marketing User、Salesforce CRM Content User |
| 権限セットライセンス | 特定の権限セットを割り当てるためのライセンス | Sales Engagement など |
会社情報とは
[設定]の中にある、自社のSalesforce組織そのものの履歴書のようなページです。組織名、主要連絡先、デフォルトのタイムゾーンや通貨、データ使用量、そして購入済みライセンスの一覧がここに集約されています。 ページを下にスクロールすると、関連リストが並んでいます。ライセンスの種類ごとにリストが分かれているのがポイントです。
設問の状況を分解する
- 新任の管理者が、現状の利用状況を把握しようとしている
- 調べたいのは2つ。購入したライセンスの種類と、あと何件使えるか
- 目的は今後の購入予算の算定 ユーザー一覧を数えればよいと思いがちですが、それでは「使っている数」しか分かりません。「購入数」と「残り」を同時に見せてくれる場所が必要です。会社情報のユーザーライセンス関連リストは、ライセンス名、ステータス、全ライセンス数、使用中のライセンス数、残りライセンス数を並べて表示します。
選択肢の検討
A. 会社情報内の使用量ベースの権限関連リスト → △(惜しいが不正解)
場所は合っていますが、関連リストが違います。使用量ベースの権限(Usage-Based Entitlements)は、「月あたりAPIコール数」のような、ユーザー数ではなく使用量で購入しているリソースを表示するリストです。 判別基準はシンプルです。問題が「ユーザーに割り当てるライセンス」を聞いていればユーザーライセンス関連リスト、「使った分だけ課金されるリソース」を聞いていれば使用量ベースの権限です。
B. セットアップでライセンスの種類を検索する → ✕
[設定]のクイック検索に「ライセンスの種類」と入力してたどり着ける専用ページはありません。ライセンス保有状況の入り口は、あくまで会社情報ページです。 この選択肢は「もっともらしい言い方だが実在しない画面」の典型例です。選択肢を読むときは、自分が実際にその画面を見たことがあるかを思い出してください。
C. 会社情報のユーザーライセンス関連リスト → ⭕ 正解
Salesforce公式は、有効なライセンスは[設定]の[会社情報]ページで表示できると明記しています。この関連リストで、購入したユーザーライセンスの種類と、全件数・使用中・残り件数を一覧で確認できます。予算の算定に必要な情報がそのまま揃っています。
D. セットアップのユーザー管理設定 → ✕
[ユーザー管理設定]は、ユーザーに関する機能のオンオフを切り替える画面です(拡張個人情報管理、スコープ付きユーザーライセンスの有効化など)。設定のスイッチが並んでいる場所であって、保有ライセンスの集計を見る場所ではありません。
管理者としての対処手順
- [設定]を開く。
- クイック検索ボックスに「会社情報」と入力し、[会社情報]を選択する。
- ページ下部の[ユーザーライセンス]関連リストを確認する。ライセンス名、ステータス、全件数、使用中件数、残り件数が並ぶ。
- 追加機能の割当状況も見たい場合は、同じページの[機能ライセンス]関連リストも確認する。
- メモには「ライセンス名 / 購入数 / 使用中 / 残り」の4列で記録すると、そのまま予算資料に使える。
あわせて覚えておきたいポイント
- ユーザーライセンスは1ユーザーに1つだけ。一方で、機能ライセンスや権限セットライセンスは複数割り当てられます。
- ライセンスとプロファイルは別物です。ライセンスは「鍵を持っているか」を決め、プロファイルは「その鍵で実際にどこを開けるか」を決めます。ライセンスが許していない権限は、プロファイルや権限セットで与えようとしても与えられません。
- ユーザーライセンスや権限セットライセンスの集計は、ユーザーの有効化・無効化などの変更後、[会社情報]への反映に最大24時間かかることがあります。変更直後の表示だけで判断しないでください。
出典(Salesforce公式)
- 組織のユーザーライセンスの表示 — 「有効なライセンスは、[設定]の[会社情報]ページ、または[Digital Wallet ライセンス使用状況]タブで表示できる」(本問の決定的根拠)
- ライセンスの概要 — 「ユーザーごとに1つのユーザーライセンスを選択する必要がある」「権限を割り当てるには、その権限の錠をあける鍵が含まれたライセンスが必要」(ライセンスと権限の関係の根拠)
- 組織の機能ライセンスの参照 — 「組織が購入した機能ライセンスを参照して、ユーザーに割り当てられるものを確認できる」(機能ライセンスが別の関連リストであることの根拠)
- 会社に関する情報の管理 — 会社情報ページに組織全体の情報とライセンス関連リストが集約されていることの根拠