Administrator 練習問題 Q242
Cloud Kicksは、データエクスポートサービスを使用してデータをバックアップし、保護しようとしています。管理者がエクスポートをスケジュールするときに覚えておくべき2つの考慮事項はどれですか?2つ選択してください。
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2つ選択してください(0/2)
正答:B. データバックアップは毎週または毎月の間隔に制限されています。 / D. メタデータのバックアップは別のプロセスで実行する必要があります。
解説
前提知識
データエクスポートサービスとは
Setup画面から使える標準機能で、組織内のレコードデータをCSVファイル一式としてダウンロードできます。手動でも実行できますし、自動スケジュールも組めます。
スケジュールできる間隔
公式ヘルプは、手動実行は週次エクスポートで7日ごと、月次エクスポートで29日ごとに1回、と明記しています。自動スケジュールも同様に、週次または月次のどちらかしか選べません。週次スケジュールはEnterprise・Performance・Unlimitedエディションで使え、Professional・Developerエディションでは月次のみです。つまり「毎日」「毎時」のような細かい間隔は選べません。
データエクスポートサービスが扱う範囲
データエクスポートサービスはレコードデータ(取引先、商談、カスタムオブジェクトのレコードなど)を対象にした機能です。オブジェクト定義・項目定義・ワークフロー・フロー・レイアウトといったメタデータは対象に含まれません。メタデータを保存・復元したい場合は、アンマネージパッケージ、Metadata API、Salesforce CLI、またはAppExchangeのバックアップ製品など、データエクスポートサービスとは別の手段を使う必要があります。
設問の状況を分解する
- Cloud Kicksはデータエクスポートサービスを使ってデータのバックアップを取ろうとしている
- 論点は「エクスポートをスケジュールするときの制約」
- 選択肢は「頻度の制約」と「対象範囲の制約」の2系統に分かれている。この設問は2つ選ぶ必要があるため、それぞれ別の系統から1つずつ選ぶのが典型パターン
選択肢の検討
A. メタデータバックアップはサンドボックスの更新間隔に制限があります。 → ✕
サンドボックスの更新間隔(Developer/Developer Pro/Partial Copy/Fullそれぞれで異なる)は、サンドボックス環境そのものをリフレッシュできる頻度の話であり、メタデータバックアップの頻度制限とは無関係です。用語を混ぜて作られた誤答です。
B. データバックアップは毎週または毎月の間隔に制限されています。 → ⭕ 正解
公式ヘルプの記載どおり、データエクスポートサービスの自動スケジュールは週次または月次のいずれかしか選べません。「毎日バックアップを取りたい」という要望には応えられない点が、管理者が事前に把握すべき制約です。
C. データエクスポートサービスはサンドボックスから実行する必要があります。 → ✕
正反対です。データエクスポートサービスはSandboxではサポートされません。Sandboxでエクスポートを要求またはスケジュールできる場合があっても、処理は実行されず完了しません。スケジュールされたデータエクスポートは本番組織で構成します。
D. メタデータのバックアップは別のプロセスで実行する必要があります。 → ⭕ 正解
データエクスポートサービスはレコードデータの一式をCSVで出力する機能であり、カスタムフィールドの定義やフロー、レイアウトなどのメタデータは出力対象に含まれません。メタデータを守りたい場合は、アンマネージパッケージ、Metadata API、Salesforce CLI、専用のバックアップ製品など、データエクスポートサービスとは別の手段を用意する必要があります。
管理者としての対処手順
- [設定]→クイック検索で「データエクスポート」→[データエクスポート]を開く
- [エクスポートのスケジュール]で、週次または月次のいずれかの頻度を選ぶ(毎日は選べないことを前提に運用を組む)
- データのバックアップとは別に、メタデータを保全する手段(アンマネージパッケージ、Metadata API、Salesforce CLI、AppExchangeのバックアップ製品など)を用意する
- ダウンロードしたバックアップファイルは、Salesforce外の安全なストレージに保管する
あわせて覚えておきたいポイント
- 「バックアップ」と一括りにせず、レコードデータのバックアップとメタデータのバックアップは別物として管理する、というのが試験全体で繰り返し問われる考え方です。
- Data Loaderを使えばオブジェクト・タイミングを柔軟に指定してデータをエクスポートできますが、これも対象はデータであり、メタデータのバックアップ手段にはなりません。
出典(Salesforce公式)
- Export Backup Data from Salesforce — データエクスポートが週次または月次であること、週次はEnterprise・Performance・Unlimited Editionで利用できること、Sandboxではサポートされず処理が完了しないことを裏付ける
- Data Export FAQ — 手動エクスポートの最短間隔が週次で7日、月次で29日であること、およびSandboxで要求しても処理されないことを裏付ける
- Learn Data Export Methods and Steps for Salesforce — データエクスポートサービスがレコードデータをCSVとして出力し、週次または月次の自動スケジュールを設定できることを裏付ける
- Back Up Metadata to Protect and Restore Your Customizations — メタデータはデータエクスポートとは別に、アンマネージパッケージやMetadata API、Salesforce CLIなどで保全することを裏付ける