Administrator 練習問題 Q235
営業担当者には、一度にロードしたい連絡先を持つ300のアカウントのリストがあります。管理者は、レコードをセールスフォースにインポートするためにどのツールを利用する必要がありますか?
左の○で回答を選択。本文を押すと横線で除外でき、もう一度押すと戻せます。
1つ選択してください(0/1)
正答:D. データインポートウィザード
解説
前提知識
データインポートウィザードとは
Salesforceの「設定」からすぐに使える、画面の案内に従って進めるだけでデータを取り込めるツールです。取引先・取引先責任者・リード・キャンペーンメンバーなど代表的な標準オブジェクトと、カスタムオブジェクトに対応しています。一度に取り込める件数は最大5万件です。
データローダーとは
パソコンにインストールして使うクライアントアプリケーションで、標準・カスタムオブジェクトの挿入、更新、削除、エクスポートに対応します。Salesforce Helpでは大容量ファイルを扱うツールとして案内され、コマンドラインによる自動実行にも対応するため、定期的なデータ連携やデータインポートウィザードで扱えない処理に向いています。
Dataloader.ioとは
MuleSoftが提供するクラウドベースのデータインポート・エクスポートサービスです。利用可能な件数や機能はdataloader.ioのプランによって異なります。Salesforce組織内で利用できる標準のデータインポートウィザードとは別の外部サービスです。
設問の状況を分解する
- 営業担当者が持っているのは、取引先責任者(コンタクト)付きの300件の取引先(アカウント)リスト
- 「一度に」まとめて取り込みたい
- 300件という小〜中規模のデータ量で、対象は取引先と取引先責任者という代表的な標準オブジェクト このくらいの規模・対象であれば、インストール不要で画面の指示に従うだけのデータインポートウィザードが最も適しています。データローダーは強力ですが、アプリのインストールや項目マッピングの設定など、初めて使う営業担当者やその支援をする管理者にとってはオーバースペックです。
選択肢の検討
A. Dataloader.io → ✕
データのインポート自体は可能ですが、組織外部のクラウドサービスであり、利用条件はプランによって異なります。300件の取引先と取引先責任者はSalesforce内蔵のデータインポートウィザードが直接対応しているため、この設問ではDが適切です。
B. データローダー → △(惜しいが不正解)
データローダーでも取引先と取引先責任者をインポートできます。しかし、300件はデータインポートウィザードの上限5万件を大きく下回り、対象オブジェクトもウィザードの対応範囲です。データローダーは、より大量のデータ、削除・エクスポート、対応外オブジェクト、または自動化された定期処理が必要な場合に選びます。
C. 手動インポート → ✕
「手動インポート」という名称の標準機能はSalesforceに存在しません。300件を1件ずつ手入力するのは非現実的です。
D. データインポートウィザード → ⭕ 正解
「設定」からすぐ起動でき、取引先と取引先責任者を1つの取り込みでまとめて登録できます。5万件までという上限も、300件であれば十分に収まります。画面の指示に沿うだけなので、営業担当者を支援する管理者にとっても扱いやすいツールです。
管理者としての対処手順
- 「設定」の検索ボックスで「データインポートウィザード」を検索して開く
- 「取引先と取引先責任者」を選択する
- 新規レコードの追加か、既存レコードの更新かを選択する
- CSVファイルをアップロードし、Salesforceの項目とファイルの列を対応付ける(マッピング)
- 「開始」をクリックしてインポートを実行し、完了後に「一括データ処理ジョブ」でエラーの有無を確認する
あわせて覚えておきたいポイント
- 使い分けの目安は「5万件以下・ウィザード対応オブジェクト・自動実行が不要ならデータインポートウィザード」です。データローダーは、ウィザードで扱えないオブジェクト、削除やエクスポート、自動化された定期処理などが必要な場合に検討します。
- データインポートウィザードは、取引先責任者をSalesforce ID、名前、メール、外部IDなどで照合し、取引先をSalesforce ID、外部ID、名前とサイトなどで照合できます。更新時は、重複や誤照合を防ぐため、一意性の高いIDや外部IDを優先します。
出典(Salesforce公式)
- Data Import Wizard — データインポートウィザードが取引先・取引先責任者を含む対応オブジェクトへ一度に最大5万件をインポートできることを裏付けます。
- What Is Imported for Business Accounts and Contacts? — 取引先と取引先責任者を同じファイルから作成・関連付けできること、および既存レコードの照合方法を裏付けます。
- Choosing a Method for Importing Data — データインポートウィザード、データローダー、
dataloader.ioの用途・処理・内外部ツールの違いを裏付けます。 - Data Loader — データローダーがインストール型クライアントで、挿入・更新・削除・エクスポートとコマンドライン処理に対応することを裏付けます。