Administrator 練習問題 Q172
Northern TrailOutfittersの管理者が検証ルールを作成しています。管理者が検証ルールを作成するときに使用する必要がある2つの機能はどれですか?2つの答えを選択してください
左の□で回答を選択。本文を押すと横線で除外でき、もう一度押すと戻せます。
2つ選択してください(0/2)
正答:B. エラー条件式 / C. エラーメッセージの場所
解説
前提知識
検証ルール(入力規則)
レコードの保存をブロックする仕組みです。管理者が「こうなっていたらダメ」という条件を数式で書き、それに当てはまったレコードは保存させません。
エラー条件式(エラー条件数式)
検証ルールの心臓部です。項目の値を評価して True か False を返します。Salesforce公式は「数式は1つ以上の項目のデータを評価して True または False を返す。True を返した場合、入力されたデータが無効な値を含んでいることを意味する」と説明しています。
エラーメッセージの場所
保存が止まったとき、エラーをどこに表示するかの指定です。選べるのは「ページの最上位」か「項目」の2択です。公式ヘルプは「検証ルールを定義するとき、エラーの表示場所を[ページの最上位]または[項目]に設定できる」と明記しています。
💡 ここがまだモヤッとする方へ → 検証ルールとは何か:「Trueなら保存させない」で考える入力チェック
設問の状況を分解する
設問は「検証ルールを作成するときに使用する機能」を聞いています。つまり、検証ルールの編集画面に実際に存在する入力項目はどれかという問題です。 検証ルールの編集画面には、次の主要項目があります。公式の項目一覧には、このほか内部向けの[説明]も含まれます。
| 入力項目 | 役割 |
|---|---|
| ルール名 | 識別用の名前 |
| [有効]チェックボックス | オン/オフの二択 |
| エラー条件式 | 何をNGとするかの数式 |
| エラーメッセージ+その表示場所 | ユーザーへの見せ方 |
選択肢AとDは、この画面に存在しない設定です。この手の問題は「似ているけど別の機能の設定項目」を混ぜてくるのが定石です。
選択肢の検討
A. 数式の戻りタイプ
△(惜しいが不正解) これは数式項目(Formula Field)を作るときの設定です。テキスト、数値、通貨、チェックボックスなどから選びます。検証ルールの戻り値は常に True/False に固定なので、選ぶ余地がありません。どちらも「数式」という言葉を使うため、最も引っかかりやすい選択肢です。
B. エラー条件式
⭕ 正解 検証ルールに必須の要素です。この数式が True を返したときに保存が止まります。「正しい状態」ではなく「あってはならない状態」を書くのがポイントです。
C. エラーメッセージの場所
⭕ 正解 [ページの最上位]か[項目]を選びます。項目を選んだ場合は、その項目のすぐ横にエラーが出るので、ユーザーはどこを直せばよいかすぐにわかります。公式ヘルプは「項目の横にエラーを表示するには、[項目]を選択して項目を指定する」と説明しています。
D. ルールのアクティブな日付
✕
検証ルールに「有効期間」や「適用開始日」のような設定は存在しません。あるのは[有効]チェックボックスだけです。期間を限定したい場合は、エラー条件式の中に TODAY() を使った条件を直接書き込みます。
管理者としての対処手順
- [設定]→[オブジェクトマネージャ]で対象オブジェクトを開く
- [入力規則]→[新規]をクリックする
- ルール名を入力し、[有効]にチェックを入れる
- [エラー条件数式]に「あってはならない状態」を書き、[構文を確認]を押す
- [エラーメッセージ]に、ユーザーが次に何をすればよいかわかる文を入力する
- [エラーメッセージの表示場所]で[ページの最上位]か[項目]を選ぶ
- 保存し、実際にNGデータで保存を試してブロックされることを確認する
あわせて覚えておきたいポイント
- 数式に
IF(condition, TRUE, FALSE)と書く必要はありません。条件式そのものが True/False を返すからです。 - エラーメッセージは「エラーです」ではなく、どうすれば保存できるのかを書くのが公式推奨です。
- ページレイアウトの必須設定はその画面からの入力にしか効きませんが、検証ルールはAPIやデータインポートにも効きます。
出典(Salesforce公式)
- Tips for Writing Validation Rules — 「検証ルールを定義するとき、エラーの表示場所を[ページの最上位]または[項目]に設定できる」
- Validation Rules Fields — 「項目の横にエラーを表示するには、[項目]を選択して項目を指定する。エラーの表示場所が項目の場合、その検証ルールは項目の詳細ページにも表示される」
- Optimize Data Entry with Validation Rules(Trailhead) — 「数式は1つ以上の項目のデータを評価して True または False を返す。True を返した場合、入力されたデータが無効な値を含んでいることを意味する。検証ルールには、無効な値が入力されたときに表示するエラーメッセージも含められる」
- Get Started with Validation Rules(Trailhead) — 数式がTRUEになるとエラーメッセージを表示して保存をブロックすることと、条件式自体がBooleanを返すため
IF(condition, TRUE, FALSE)が不要であることを裏付ける