Administrator 練習問題 Q141
Cloud Kicksは、営業チームが新しいリードを追加するときに使用する画面フローを作成しました。画面フローは、名前、メールアドレス、靴の好みを収集します。画面フローを表示するために管理者が行うべき2つのことはどれですか?2つの答えを選択してください
左の□で回答を選択。本文を押すと横線で除外でき、もう一度押すと戻せます。
2つ選択してください(0/2)
正答:A. 画面フロー用のナビゲーションタブを作成します。 / C. コンソールアプリのユーティリティバーにフローを追加します。
解説
前提知識
画面フローとは
画面フローは、ユーザーに入力画面を表示し、入力内容を使ってレコード作成、更新、分岐などを実行する自動化です。作成しただけではユーザーが実行できないため、目的に合う場所へ配布する必要があります。
画面フローの主な配布方法
Salesforce公式は、画面フローをLightningページ、ユーティリティバー、ナビゲーションタブ、クイックアクション、URLなどから実行できると説明しています。
| 配置場所 | 向いている用途 |
|---|---|
| ナビゲーションタブ | 独立した業務ツールとして頻繁に使う |
| レコードページ | 表示中のレコードに関連する処理を実行する |
| ユーティリティバー | アプリ内のどのページからでも素早く起動する |
[フロー]コンポーネントとは
Lightningアプリケーションビルダーに用意されている標準コンポーネントです。アクティブな画面フローをホームページ、アプリケーションページ、レコードページへ埋め込めます。
レコードページに配置する場合は、入力変数へrecordIdを渡すことで、表示中のレコードを対象にした処理も作れます。ただし本問のフローは新規リードを登録するものなので、まだ存在しないレコードのページを起点にする発想は要件に合いません。
なお、検証ルールから画面フローを呼び出すことはできません。検証ルールは保存時に項目の値を判定してエラーを返す機能で、画面を表示したり自動化を起動する仕組みを持ちません。
設問の状況を分解する
-
新規リードの情報を入力する画面フローはすでに作成済みである。
-
次に必要なのは、営業ユーザーがフローを起動できる場所へ配置することである。
-
フローは独立したナビゲーションタブから起動できる。
-
コンソールアプリのユーティリティバーへ追加すれば、アプリ内のどのページからでも起動できる。
-
検証ルールにはフローを起動する機能がない。
-
AppExchangeアプリの導入は不要である。
選択肢の検討
A. 画面フロー用のナビゲーションタブを作成します。 → ⭕ 正解
画面フローのURLをWebタブに設定する方法や、フローを埋め込んだアプリケーションページをタブとしてナビゲーションへ追加する方法があります。新規リード登録を独立した業務メニューとして提供する場合に適します。
Salesforce公式の配布方法一覧でも、専用のナビゲーションタブは有効な方法として示されています。
B. 検証ルールから画面フローを呼び出します。 → ✕
検証ルールは、レコードの保存時に項目の値が条件を満たすかを判定し、満たさない場合にエラーメッセージを表示するだけの機能です。画面を表示したりフローを起動する機能はありません。画面フローをページに埋め込みたい場合は、Lightningアプリケーションビルダーの標準[フロー]コンポーネントを使います。
C. コンソールアプリのユーティリティバーにフローを追加します。 → ⭕ 正解
ユーティリティバーへフローを追加すると、ユーザーはアプリ内のどのページを開いていても、画面下部からフローを起動できます。電話応対中や別レコードを参照中でも、すぐに新規リード登録を始めたい場合に適します。
公式の画面フロー配布方法に明記されています。
D. AppExchangeからアプリをインストールします。 → ✕
画面フローはSalesforce標準のFlow BuilderとLightningアプリケーションビルダーで配布できます。フローを表示するためだけにAppExchangeアプリを導入する必要はありません。
独自の画面コンポーネントや外部サービス連携が必要な場合にAppExchange製品を検討することはありますが、本問の要件には不要です。
管理者としての対処手順
配置前の共通確認
-
Flow Builderで画面フローを保存し、最新バージョンを有効化する
-
フローの実行に必要なオブジェクト・項目権限を営業ユーザーへ付与する
-
[フローを実行]権限やフローへのアクセスを確認する
-
画面項目の必須、入力検証、エラー処理をテストする
ナビゲーションタブに配置する場合
-
フローのURLを確認する
-
[設定]→[タブ]でWebタブを作成する、またはフローを埋め込んだアプリケーションページを作成する
-
[アプリケーションマネージャ]で対象アプリのナビゲーションへタブを追加する
Lightningページに配置する場合
-
Lightningアプリケーションビルダーで対象ページを開く
-
左側のコンポーネント一覧から[フロー]を配置する
-
対象の画面フローを選択する
-
ページを保存して有効化し、アプリ・プロファイルなどへ割り当てる
ユーティリティバーに配置する場合
-
[アプリケーションマネージャ]で対象のコンソールアプリを編集する
-
[ユーティリティ項目]で[フロー]を追加する
-
対象フロー、パネルサイズ、開始時の動作を設定する
-
保存し、営業ユーザーとして起動を確認する
あわせて覚えておきたいポイント
-
画面フローは有効化されたバージョンだけがLightningページの[フロー]コンポーネントで選択できます。
-
配置できても、実行ユーザーにリードの作成権限や対象項目の編集権限がなければ、レコード作成時にエラーになります。
-
レコード固有の処理にはレコードページやクイックアクション、どこからでも使う処理にはユーティリティバー、独立した業務ツールにはナビゲーションタブが向いています。
-
ユーティリティバーはSalesforceモバイルアプリでは利用できません。モバイル利用も必要ならナビゲーションタブ、Lightningページ、クイックアクションなどを検討します。
出典(Salesforce公式)
-
Determine How to Distribute Your Screen Flow(Salesforce Help) — 「画面フローはLightningページ、ユーティリティバー、ナビゲーションタブ、ボタン、URLなど複数の方法で配布できる」
-
Embed a Screen Flow in a Lightning Page(Salesforce Help) — 「Lightningアプリケーションビルダーで[フロー]コンポーネントをページへ配置し、アクティブな画面フローを選択する」
-
Embed a Screen Flow in a Navigation Tab in Your Org(Salesforce Help) — 「アクティブな画面フローをWebタブとして組織のナビゲーションへ追加できる」
-
Distribute Flows to Users in Your Org(Salesforce Help) — 「画面フローをLightningページ、ナビゲーションタブ、ユーティリティバー、URLなどから内部ユーザーへ提供できる」