Administrator 練習問題 Q45
プラットフォーム管理者は、Salesforceモバイルアプリのユーザー向けナビゲーションメニューをカスタマイズしたいと考えています。組織では、モバイル向けのLightningアプリをまだ実装していません。Mobile Onlyアプリのナビゲーションに関する正しい記述はどれですか?
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正答:C. モバイル専用ナビゲーション メニューの最初の 4 つの項目は、ナビゲーション メニューと画面下部のナビゲーション バーの両方に表示されます。
解説
前提知識
Salesforce モバイルアプリのナビゲーションの仕組み
スマホでSalesforceを開くと、画面には2つの場所にメニューがあります。
- 下部ナビゲーションバー: 画面下に常に見えているアイコンの列。並ぶのは4項目+[その他]
- ナビゲーションメニュー: [その他]をタップすると開く、全項目の一覧
Mobile Only アプリケーションとは
Salesforce モバイルアプリ専用のナビゲーションです。管理者は[設定]→[モバイルアプリのナビゲーション]で、このメニューに並べる項目と順序を決められます。 ここで重要なのは、順序が見た目に直結するという点です。リストの上から4つが、そのまま下部ナビゲーションバーに上がってきます。つまり、項目の並び順は、単なる並び順ではなく、どれを常時表示するかの選択になります。
設問の状況を分解する
問われているのは、モバイルナビゲーションを設定するときに管理者が知っておく必要がある仕様です。 初学者が見落としがちなのは、デスクトップとモバイルで順序の意味が違うことです。デスクトップのアプリケーションでは、タブの順番はとにかく全部並んで見えます。しかしモバイルでは画面が狭いため、上から4つだけが特別扱いを受けます。 だから実務では、「現場が一番よく使うオブジェクトを上4つに置く」という設計が重要になります。
選択肢の検討
A. Lightning ページと Visualforce ページは、タブを作成しなくても自動的に表示されます。 → ✕
Salesforce公式は、Visualforceページ、Lightningページ、LightningコンポーネントをMobile Onlyのナビゲーションへ含める前に、対象項目のタブを作成するよう明記しています。また、これらが自動で追加されるのではなく、管理者が[使用可能な項目]から選択します。 したがって、この選択肢は「タブが不要」と「自動的に表示」の両方が誤りです。
B. ナビゲーションメニューは、プロファイルごとに別の内容を設定できます。 → ✕
Mobile Only アプリケーションのナビゲーションメニューは、[モバイルアプリのナビゲーション]で組織に1つ定義するものです。プロファイルごとに別のメニューを割り当てる仕組みはありません。 ただし、ユーザーに見える項目はその人の権限に従います。アクセス権のないオブジェクトは、メニューに含めてもそのユーザーには表示されません。「メニュー自体を分けられる」のではなく、「結果として見え方が異なる」ということです。 プロファイル(ユーザー層)ごとに別のナビゲーションを提供したいなら、Lightning アプリケーションをモバイル対応にして、アプリをプロファイルに割り当てるのが正しいアプローチです。
C. Mobile Only ナビゲーションメニューの最初の4項目が下部ナビゲーションバーにも表示されます。 → ⭕ 正解
Salesforce公式のTrailheadは、Mobile Only のナビゲーションバーの最初の4項目が、ナビゲーションメニューの最初の4項目と同じであると説明しています。 これが管理者にとって重要なのは、並び順を決めることが、事実上「常時表示する4つを選ぶ」という意思決定になるからです。順序を適当に並べると、現場が毎回[その他]をタップして目的の項目を探すことになります。
D. すべての標準オブジェクトがナビゲーションメニューに自動的に含まれます。 → ✕
自動で全部入るわけではありません。ナビゲーションメニューの中身は、管理者が[使用可能な項目]から選択して並び順を決めます。 「すべて」「自動的に」という言い切りは、試験ではまず疑ってください。
管理者としての対処手順
- [設定]のクイック検索で「モバイルアプリのナビゲーション」を選択する。
- [使用可能な項目]から、ユーザーに使わせたい項目を[選択した項目]に移す。
- 上矢印・下矢印で順序を調整する。常時表示したい4つを上に置く。
- 保存し、実機またはモバイルビューで下部バーの並びを確認する。
- ユーザー層ごとに別のナビゲーションが必要なら、Lightning アプリケーションをモバイル対応にしてプロファイルに割り当てる。
あわせて覚えておきたいポイント
モバイルのナビゲーションには2つの系統があります。
| 系統 | 設定場所 | プロファイル別に分けられるか |
|---|---|---|
| Mobile Only アプリケーション | [設定]→[モバイルアプリのナビゲーション] | 不可(組織に1つ) |
| モバイル有効な Lightning アプリケーション | [アプリケーションマネージャ] | 可(アプリをプロファイルに割当) |
Mobile Onlyは現在、Salesforce公式で従来の機能と位置づけられています。既存組織では引き続き利用できますが、新しいモバイルナビゲーションの設計では、モバイル対応のLightningアプリケーションナビゲーションを使用することが推奨されています。 その他の頻出ポイントです。
- Lightningページ、Visualforceページ、Lightningコンポーネントを含める場合は、先に対象項目のタブを作成します。
- ユーザーに見える項目は、そのユーザーのオブジェクト権限やタブ表示設定に従います。
- スマート検索項目を上位4項目に置いた場合は、最近使った項目の一部も下部ナビゲーションバーに表示されます。
出典(Salesforce公式)
- Salesforce Mobile App: Getting Started Guide(Trailhead) — 「the first four items in her Mobile Only navigation bar are the same as the first four items in her navigation menu」(本問の決定的根拠)
- Customize the Navigation Menu for the Salesforce Mobile App(Trailhead) — [モバイルアプリのナビゲーション]で項目と順序を管理者が選んで設定することの根拠
- Customize a Lightning App Navigation Menu in the Salesforce Mobile App — ユーザー層ごとに異なるナビゲーションを提供するにはLightningアプリケーションをモバイル対応にするというアプローチの根拠
- Salesforce モバイルアプリケーションでの Mobile Only のナビゲーションメニューのカスタマイズ — 「最初の4項目は画面下部のナビゲーションバーにも表示される」。LightningページやVisualforceページ等は先にタブを作成し、管理者が選択する。Mobile Onlyは従来の機能で、Lightningアプリケーションナビゲーションが推奨されている