Administrator 練習問題 Q225
Universal Containers(UC)は、各アカウントに関連付けられている未解決のケースの数をカウントし、毎週金曜日の夜にこの値でアカウントを更新したいと考えています。 UCには、常に数百の未解決のケースがあります。管理者はこのリクエストを完了するために何を使用する必要がありますか?
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正答:D. スケジュールされたフローを使用する
解説
前提知識
スケジュールトリガーフローは、指定した日時と頻度で開始し、開始条件に一致するレコードごとにフローインタビューを実行します。毎週決まった時刻に複数レコードを処理する要件に適しています。 積み上げ集計項目は、原則としてマスター・詳細関係のマスター側で、詳細レコードを集計する機能です。取引先とケースの標準関係では、取引先に標準の積み上げ集計項目を作ってケース件数を集計する方法は使えません。Salesforce公式も、取引先に関連するケースをフローで数える実装例を案内しています。
設問の状況を分解する
- 各取引先に関連する未解決ケースの件数を計算する
- 計算結果を取引先の項目へ更新する
- 毎週金曜日の夜に定期実行する
- 対象は常時数百件あり、ユーザー操作ではなくバッチ型の処理が必要 定期実行を直接表現できる選択肢は、スケジュールトリガーフローです。
選択肢の検討
- A. レコードトリガーフロー:誤り — ケースの作成・更新時に即時再計算する設計には使えますが、「毎週金曜日の夜」という独立した定期実行の要件には直接合いません。
- B. スケジュールされたプロセスビルダー:誤り — Process Builderのスケジュール済みアクションは、レコード変更などでプロセスが起動した後、指定時刻まで処理を待機させる機能です。毎週決まった時刻に組織内の対象レコードを走査するスケジューラーではありません。また、Process Builderはサポート終了済みで、SalesforceはFlowへの移行を推奨しています。
- C. ロールアップサマリー:誤り — 標準の積み上げ集計は、取引先とケースのこの関係では使用できません。ケース件数を取引先へ保存するには、フローなどの別の処理が必要です。
- D. スケジュールされたフロー:正解 — 毎週指定時刻に対象レコードを処理し、未解決ケースを数えて取引先を更新する要件に合います。
管理者としての対処手順
- 取引先に「未解決ケース数」などの数値項目を作成する
- スケジュールトリガーフローを作成し、開始日時と頻度を毎週金曜日の夜に設定する
- 開始オブジェクトを取引先にし、必要であれば処理対象を開始条件で絞り込む
- 各取引先について、関連する未解決ケースを取得し、件数を算出する
- 算出した件数で取引先の数値項目を更新する
- ケースが0件の取引先も0へ更新されること、対象件数とフローのガバナ制限をテストする
- 有効化後、失敗したフローインタビューと更新結果を監視する
あわせて覚えておきたいポイント
- スケジュールトリガーフローは、開始条件に一致したレコードごとに1つのフローインタビューを実行します。
- 「ケースが変わるたび即時更新」ならレコードトリガーフロー、「週次でまとめて更新」ならスケジュールトリガーフローという切り分けができます。
- 件数の規模が大きい場合は、対象レコード数、クエリ、更新件数などの制限を考慮し、サンドボックスで実データに近いテストを行います。
出典(Salesforce公式)
- Schedule-Triggered Flows: https://help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.flow_concepts_trigger_schedule.htm&language=en_US&type=5 — スケジュールトリガーフローが指定した日時・頻度で開始し、開始条件に一致するレコードごとに実行されることを裏付けています。
- Considerations for Schedule-Triggered Flows: https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.flow_considerations_trigger_schedule.htm&language=en_US&type=5 — スケジュールトリガーフローの実行方法と制限を確認する根拠です。
- Configure Scheduled Actions in Process Builder: https://help.salesforce.com/s/articleView?id=process_action_schedule.htm&language=en_US&type=5 — Process Builderのスケジュール済みアクションが、プロセスのトリガー後に指定時刻まで処理を待機させる機能であることを裏付けています。
- Count the Number of Cases Associated with an Account: https://help.salesforce.com/s/articleView?id=000384127&language=en_US&type=1 — 取引先に関連するケース件数をフローで数えて項目へ保存する実装方法を裏付けています。
- Salesforce Workflow Rules & Process Builder End of Support: https://help.salesforce.com/s/articleView?id=001096524&language=en_US&type=1 — Workflow RulesとProcess Builderのサポートが2025年12月31日に終了し、Flowへの移行が推奨されていることを裏付けています。