Administrator 練習問題 Q129
Ursa Major Solar は、種別が「クロスセル」の商談が減少していることに気づき、組織内の対象分野の専門家チームとすべてのクロスセル商談を共有したいと考えています。専門家は複数のロールに分散しており、商談の組織の共有設定は非公開です。管理者はどのように実現すべきですか?
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正答:A. 対象分野の専門家を公開グループに追加し、基準に基づく共有ルールを使用してレコードへのアクセスを許可します。
解説
前提知識
組織の共有設定と共有ルール
組織の共有設定(OWD)は、オブジェクトごとのレコードアクセスの基準です。商談が[非公開]の場合でも、ロール階層、共有ルール、手動共有、チーム、強力な権限などによって追加アクセスを付与できます。 共有ルールには主に次の2種類があります。
- 所有者に基づく共有ルール:誰が所有するレコードかを基準に共有する。
- 基準に基づく共有ルール:レコードの項目値を基準に共有する。 公開グループは、複数のユーザー、ロール、他の公開グループなどをまとめ、共有先として扱うための仕組みです。
設問の状況を分解する
- 商談の組織の共有設定は[非公開]である。
- 共有したいのは、所有者に関係なく種別が「クロスセル」の商談すべてである。
- 共有先の専門家は、複数のロールに分散している。 共有対象はレコードの項目値で決まり、共有先は複数ロールにまたがるユーザー群です。そのため、専門家を公開グループにまとめ、商談種別を条件とする基準ベースの共有ルールを作成する方法が適切です。
選択肢の検討
A. 対象分野の専門家を公開グループに追加し、基準に基づく共有ルールを使用してレコードへのアクセスを許可します。 → ⭕
公開グループを使えば、異なるロールの専門家を1つの共有先として指定できます。基準ベースの共有ルールは、商談の項目値に基づいて共有対象を決定できるため、[種別]が「クロスセル」の商談だけを自動的に共有できます。
B. 組織全体の機会のデフォルトをプライベートからパブリックの読み取り/書き込みに変更して、対象分野の専門家がアクセスできるようにします。 → ✕
商談のOWDを[公開/参照・更新可能]にすると、専門家だけでなく、商談オブジェクトへの権限を持つ組織内の広いユーザーに全商談へのアクセスを開放します。「クロスセル商談を専門家チームに共有する」という限定要件に対して過剰です。
C. テリトリー管理を有効にし、対象分野の専門家を同じテリトリーに割り当て、手動で共有してレコードにアクセスできるようにします。 → ✕
テリトリー管理は、テリトリーへの取引先や商談の割り当てに基づいてアクセスを付与する仕組みです。また、手動共有は個別レコードごとの例外処理です。商談種別が「クロスセル」という項目値に一致する全レコードを継続的かつ自動的に共有する要件には、基準ベースの共有ルールの方が直接対応します。
D. 対象分野の専門家に新しい役割を作成し、所有者ベースの共有ルールを使用してレコードへのアクセスを許可します。 → ✕
所有者ベースの共有ルールは、特定のユーザー、ロール、グループなどが所有するレコードを共有する仕組みです。本問の共有条件は所有者ではなく商談の[種別]です。さらに、専門家を1つの新しいロールへ移すと、組織上のロール階層とレコードアクセス設計を不必要に変更します。
管理者としての対処手順
- [設定]で[公開グループ]を開き、対象分野の専門家を含むグループを作成する。
- [設定]の[共有設定]を開き、商談の共有ルールで[新規]を選択する。
- ルールタイプとして[基準に基づく]を選択する。
- 商談の[種別]が「クロスセル」と一致する条件を設定する。
- 共有先として作成した公開グループを指定し、必要なアクセスレベルを選択する。
- 保存後、共有計算の完了を確認し、専門家ユーザーでアクセスをテストする。
あわせて覚えておきたいポイント
- 共有ルールはOWDより広いアクセスを追加する機能で、OWDより厳しく制限することはできません。
- 「項目値が○○のレコード」は基準ベース、「○○ロールが所有するレコード」は所有者ベースと判断します。
- 商談は基準ベースの共有ルールを作成できる標準オブジェクトです。
- 共有先のユーザーが複数ロールに分散している場合、公開グループでまとめる方法が有効です。
出典(Salesforce公式)
- Sharing Rule Types — 所有者ベースと基準ベースの共有ルールの違い、基準ベースの共有ルールが項目値に基づいて共有し、商談で利用できることを裏付ける。
- Create Criteria-Based Sharing Rules — 公開グループを共有先に指定し、項目、演算子、値を条件としてアクセスを付与する設定手順を裏付ける。
- Sharing Rules — 共有ルールがOWDの例外として公開グループ、ロール、テリトリーへ追加アクセスを付与することを裏付ける。
- Create Owner-Based Sharing Rules — 所有者ベースの共有ルールが、特定ユーザーが所有するレコードを共有する仕組みであることを裏付ける。
- Sharing Rule Considerations — 共有ルールはアクセスを拡張するもので、OWDより厳しく制限できないことを裏付ける。