Administrator 練習問題 Q213
管理者がSalesforceオブジェクトを扱う際に留意すべき事項はどれですか?2つ選択してください。
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2つ選択してください(0/2)
正答:A. カスタムオブジェクトと標準オブジェクトには標準項目があります。 / B. 標準オブジェクトはSalesforceに含まれています。
解説
前提知識
標準オブジェクトとは
取引先(Account)、取引先責任者(Contact)、商談(Opportunity)、ケース(Case)のように、Salesforceが製品の一部として定義・提供するオブジェクトです。利用できる標準オブジェクトは、契約製品、エディション、ライセンス、機能設定によって異なりますが、管理者が新規作成するオブジェクトではありません。
カスタムオブジェクトとは
組織固有の情報を管理するために、管理者が自分で作成するオブジェクトです。
標準項目とは
Salesforceがオブジェクトにあらかじめ定義する項目です。カスタムオブジェクトにも、レコード名、作成者、作成日、最終更新者、最終更新日などの標準項目が自動的に含まれます。[所有者]も通常は含まれますが、カスタムオブジェクトが主従関係の従側になると、所有権は主レコードに従うため[所有者]項目は削除されます。
設問の状況を分解する
本問は「標準オブジェクトとカスタムオブジェクトの違い・共通点」について、管理者が誤解しやすいポイントを問う設問です。選択肢には「一見もっともらしいが誤り」の内容が混ざっています。
選択肢の検討
A. カスタムオブジェクトと標準オブジェクトには標準項目があります。 → ⭕ 正解
標準項目は標準オブジェクトだけに存在するものではありません。カスタムオブジェクトを作成すると、レコード名、作成者、作成日、最終更新者などの標準項目が自動的に定義されます。具体的な標準項目はオブジェクトの種類や関係設定によって異なります。
B. 標準オブジェクトはSalesforceに含まれています。 → ⭕ 正解
標準オブジェクトはSalesforceが定義し、製品に含めて提供するオブジェクトです。管理者は利用可能な標準オブジェクトを設定・カスタマイズできますが、新しい標準オブジェクトとして作成するものではありません。利用可否は契約や機能設定に依存します。
C. 新しい標準オブジェクトを作成できます。 → ✕
管理者が組織固有のデータ構造として新規作成するのはカスタムオブジェクトです。標準オブジェクトはSalesforceが製品や機能として提供するため、管理者が任意の新しい標準オブジェクトを作成することはできません。
D. 主従関係をサポートするのは標準オブジェクトのみです。 → ✕
主従関係フィールドはカスタムオブジェクトに作成でき、主オブジェクトには標準オブジェクトまたはカスタムオブジェクトを指定できます。したがって、標準オブジェクトだけが主従関係をサポートするという記述は誤りです。ただし、標準オブジェクトをカスタムオブジェクトの従側にすることはできず、指定できる組み合わせにはオブジェクト固有の制約があります。
管理者としての対処手順
新しい業務要件では、まず利用可能な標準オブジェクトと標準項目で表現できるかを確認します。カスタムオブジェクトが必要な場合は、自動作成される標準項目、所有権、共有モデル、レポート利用、他オブジェクトとの関係を設計してから作成します。主従関係を検討するときは、従側の所有権・共有が主側に従うことと、作成可能な組み合わせを確認します。
あわせて覚えておきたいポイント
「標準」という言葉には「標準オブジェクト」と「標準項目」の2つがあります。標準項目はカスタムオブジェクトにも存在するという点を、標準オブジェクトの専有物と混同しないようにしてください。
出典(Salesforce公式)
- What’s the Difference Between Standard and Custom Objects? — 取引先、ケース、取引先責任者、商談などの標準オブジェクトがSalesforceに既定で含まれ、カスタムオブジェクトは管理者が組織固有の情報のために定義することの根拠
- Custom Object Standard Fields — カスタムオブジェクトに作成者、最終更新者、レコード名、所有者などの標準項目が自動的に含まれることと、従側になると所有者項目が削除されることの根拠
- Object Relationships Overview — 主オブジェクトには標準オブジェクトまたはカスタムオブジェクトを指定でき、各カスタムオブジェクトに主従関係を作成できることの根拠
- Considerations for Object Relationships — 主従関係フィールドを作成するカスタムオブジェクトが従側になること、標準オブジェクトをカスタムオブジェクトの従側にできないことなどの制約の根拠