Administrator 練習問題 Q252
DreamHouse Realty の営業マネージャーは、営業ユーザーが、今後 90 日以内に成立すると予想されるパイプライン内の商談をすばやく表示および編集できるようにしたいと考えています。この要求を満たすために管理者は何をすべきでしょうか?
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正答:C. Opportunity オブジェクトにリスト ビューを作成し、ドラッグ アンド ドロップで編集できるようにビューを Kanban に切り替えることをユーザーに推奨します。
解説
前提知識
リストビューとは
特定の条件(フィルター)に合致するレコードを一覧表示する機能です。オブジェクトごとに複数作成でき、表示する列や並び順、共有範囲を自由に設定できます。
Kanban ビューとは
リストビューをグラフィカルに表示する形式です。商談では、[グループ化単位]にフェーズなどを選ぶと、各列に商談カードが表示されます。カードを別の列へドラッグすると、列の基準になっている項目値を更新できます。選択したカードの重要な項目は、Kanbanの詳細パネルでビューを離れずに編集できます。カード上で任意の項目を直接編集する仕組みではありません。
設問の状況を分解する
DreamHouse Realty の営業マネージャーが求めているのは、次の2つを同時に満たす仕組みです。
- 今後90日以内に成立が見込まれる商談だけを対象にする(絞り込み)
- その商談を「すばやく表示」し、かつ「すばやく編集」できる 「表示」だけでなく「編集」の速さが要求されている点が最大のポイントです。この時点で、閲覧専用の手段(レポートやダッシュボード)は候補から外れます。
選択肢の検討
A. カスタムレポートを作成し、営業ユーザーが商談の更新をリマインダーとして毎日受信するようにスケジュールする → ✕
レポートはあくまで一覧の「表示」にとどまり、メールで届いた内容から直接レコードを編集することはできません。要件の「編集」を満たせません。
B. Sales Console を有効にし、要件を満たす商談ごとにタブを開く方法を示す → ✕
Sales Console は複数レコードを並行して処理する画面ですが、この選択肢には「今後90日以内」という対象を自動的に絞り込む構成がありません。各商談を個別のタブで開く方法も、パイプラインを一覧で確認しながら更新する要件に対して非効率です。
C. Opportunity オブジェクトにリストビューを作成し、Kanban に切り替えてドラッグ&ドロップ編集できるようにする → ⭕
成立予定日を今後90日以内に絞り込むリストビューを作り、Kanban表示でフェーズ別に商談を可視化します。ユーザーはカードを列間で移動してフェーズを更新でき、詳細パネルでは設定済みの重要な項目を編集できます。したがって、「対象の絞り込み」「一覧表示」「迅速な更新」を一つの画面で満たします。
D. 新しい Sales ダッシュボードを作成し、条件を満たす商談を表示するコンポーネントを追加する → ✕
ダッシュボードはあくまで集計・可視化のためのコンポーネントであり、レコードそのものを編集することはできません。
管理者としての対処手順
- 商談オブジェクトで新しいリストビューを作成し、成立予定日に相対日付条件(例:
NEXT 90 DAYS)を設定する。必要に応じて成立済み・失注済みを除外し、パイプライン内の商談に限定する。 - リストビューをKanban表示へ切り替える。
- [Kanban設定]で[グループ化単位]をフェーズに設定する。必要に応じて[集計単位]に金額などを指定する。
- 利用者がカードを列間で移動してフェーズを更新できること、詳細パネルで重要な項目を編集できることを確認する。編集には対象レコードへの編集アクセス権が必要である。
あわせて覚えておきたいポイント
| 手段 | 表示 | 編集 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| レポート | ○ | × | 集計・分析向け |
| ダッシュボード | ○ | × | 可視化専用、常に読み取り専用 |
| Kanban ビュー | ○ | ○ | ドラッグ&ドロップでフェーズ変更、詳細パネルで重要な項目を編集可能 |
| Sales Console | ○ | ○ | 複数レコードの並行処理に強いが、一覧性では劣る |
出典(Salesforce公式)
- Work in a Kanban View — リストビューを検索・フィルターで絞り込み、カードのドラッグでレコードを更新し、重要な項目を詳細パネルで編集できることを裏付ける。
- Set Up a Kanban View — Kanbanはリストビューを基にし、[グループ化単位]にフェーズなど、[集計単位]に金額などを設定できることを裏付ける。
- Considerations for Using Kanban Views — レコードへの編集アクセス権がなければカードを別の列へ移動できないこと、およびKanbanの編集上の制約を裏付ける。
- Relative Date Filter Reference —
NEXT n DAYSを使用して現在を基準とした今後の日付範囲を動的に絞り込めることを裏付ける。